こんにちは。
今回はコミュニケーションについてお話します。
家族との団らん、友達との会話、先生とのやり取り、お店での店員との会話、メールや電話でのやり取り、これらは全てコミュニケーションです。
コミュニケーションは時に疲れる時もありますが、勉強や仕事、人との付き合いには不可欠ですし、何より人と関わっていると楽しいですよね。
みんなコミュニケーションなしでは生きることができません。
人間のコミュニケーションの手段として「言葉」があります。
私たちは言葉を発達させてお互いのコミュニケーションを最大限に引き上げて、文明を築いてきたのです。
細かなことも言葉のおかげで伝えられるようになり、地域ごとに方言があったり、国ごとに言葉が違うことでひとつの暗号としても機能するようになってコミュニケーションの手段としてはなくてはならない存在になりました。
言葉を介したコミュニケーションのことを「バーバルコミュニケーション」といってかなり意識的な伝達行為になっていきました。
言葉が最大の情報の伝達手段だと言いましたが、では他の言葉を持たない動物はコミュニケーションをとっていないのでしょうか。
結論からいえばそんなことはありません。
例えば、体の動きや色、接触や距離の取り方、餌のとり方などでコミュニケーションをとっている動物はとても多いんです。
人間が言葉を介して行う「バーバル・コミュニケーション」に対してこの言葉を介さずに行うコミュニケーションのことを「ノンバーバル・コミュニケーション」と言います。
ここでコミュニケーションには言葉で伝えることが一番なんじゃないかって考えがますよね。
実際の情報の伝達という面では言葉は大切ですが、コミュニケーションとなると一概に言葉が一番ってわけではなくなるんです。
ここでちょっと一例。
男女のカップルが部屋でのんびりしています。ある日、彼女が明らかに不機嫌そうな表情をしていることに彼氏が気づきます。そこからの会話です。
上の例でもわかるように言葉だけを考えばいくら彼女が不機嫌そうであっても特に怒っているという判断にはつながりませんよね。
でも彼氏は彼女が「怒ってない」と言っているのに「怒っている」と判断した。
それはなぜだと思いますか?
それは「言葉」よりも「その他の要因」の方が今回の状況を決定づける要因となっていることが言えるんです。
彼女の明らかに不機嫌そうな「表情」
彼氏の質問に対する「言葉の抑揚」
今回は言葉よりもその他の分部でコミュニケーションを取っているということです。
人間もコミュニケーションにおいてこの「その他の要因」つまり、ノンバーバル・コミュニケーションの重要性を理解しないといけないんですね。
コミュニケーションではノンバーバルな部分が重要だと言いました。
では、言葉の情報伝達の重要性はどのくらいなのでしょう。
下の計算式を見て下さい。
情報の理解=言語情報(7%)+聴覚情報(38%)+視覚情報(55%)
これは「メラビアンの法則」と言って人の情報伝達における要因の割合です。
これを見ると「言葉のみ」の情報では本当の理解には程遠いようですね。
もちろんこれは言葉と行動が矛盾した時に大きな効果を発揮します。
もう一度コミュニケーションについて「バーバル・コミュニケーション」と「ノンバーバル・コミュニケーション」の重要性について考えてみるのもどうでしょう。