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- 【数学Ⅰ 数と式】 日本一わかりやすい「絶対値の外し方」と「場合分け」
- 2016/04/23 数学
【数学Ⅰ 数と式】 日本一わかりやすい「絶対値の外し方」と「場合分け」
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この春高校一年生になったAさん、数学の授業も本格的に始まり、初めて「場合分け」が出てきたようです。
先生、今学校の数学で「絶対値の場合分け」に入ったんですけど、よくわかりません・・・
なるほど、じゃあ絶対値のおさらいも含めて説明していくね!
絶対値とは、「原点までの距離」
えーと、「 3 」から「 0 」までの距離のことだから3!
「 – 3 」から「 0 」までの距離だから、これも「 3 」!

絶対値記号を使って 3 の絶対値のことを | 3 | と表します。
つまり
| 3 | = 3
| – 3 | = 3
ということですね!
絶対値記号の中が + のときはそのまま外し、 − のときは − をかけて外せばいいわけです。
絶対値記号 | | の中が ➕ のときはそのまま、 ➖ のときは ➖ をかけてはずす!
「 √2 」は「1.414…」だから絶対値記号の中の「 √2 – 1 」が + になるので、そのまま「 √2 – 1 」ですね!
素晴らしい!じゃあ | 3 – π | はどうだろう?
「 π 」って円周率ですよね?ってことは「3.141592…」だから絶対値記号の中の「 3 – π 」はマイナスになるので、「 – 3 + π 」!
あくまでも | | の中が+のときはそのまま外し、−のときは−をかけて外します。
| √2 – 1 | = √2 – 1
| 3 – π | = – 3 + π
絶対値記号 | | の中が + か − か わからない時は場合分けをする!
Aちゃん、いよいよ本題! | x | はなんでしょう?
そういうこと!このように x の値によって答えが変化するとき、それぞれの場合によって分けて書かなきゃいけないんだよ。そしてこれを「場合分け」っていうんだ
| x | の外し方
(ⅰ) x ≧ 0 のとき、| x | = x
(ⅱ)x < 0 のとき、| x | = – x
このように(ⅰ)と(ⅱ)に分け、それぞれの場合における答えを書いていきます。
例題
| x – 2 | を求めよ。
解
(ⅰ) x – 2 ≧ 0 すなわち x ≧ 2 のとき、| x – 2 | = x – 2
(ⅱ)x – 2 < 0 すなわち x < 2 のとき、| x – 2 | = – x + 2
まとめ
①絶対値とは「原点までの距離」のこと。
②絶対値記号 | | の中が「 + 」の時はそのまま外し、「 – 」のときは 「- 」をかけて外す。
③絶対値記号 | | の中が「 + 」か「 – 」かわからない時は、それぞれの場合に分けて外す。
今日はまずこの 3 つを徹底させましょう!
高校数学で「絶対値」はいろんなところで出てきます。でもこの基本を押さえておけば、どんなに複雑になっても必ず対応できますよ^^
本日もありがとうございました!
本日も最後まで読んで頂いてありがとうございました!
絶対値は最初で躓く子がとても多い単元です。
インターネットで絶対値を説明しているサイトも探しましたが、どの説明も非常に分かりにくいので、今回、「絶対値の外し方」と「場合分け」というテーマで日本一わかりやすい説明を目指しました。
皆さん、理解できたでしょうか?
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