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【H28年度】宮城県仙台二華中学徹底分析 | 定額個別の櫻学舎

2016年6月2日、日本教材出版社主宰の公中検研情報セミナーに参加して来ました。そこで仙台青陵中学校や仙台二華中学校の校長先生による学校説明があったので、この場で私なりにまとめていきたいと思います。

今回は「仙台二華中学校」についてまとめます。

教育目標・教育方針

目指すは、「全人教育」、そして、高いレベルでの文武両道。中高一貫教育校ならではのゆとり(利点)を最大限に活用し、「豊かな学び」と、期待に応える魅力ある学校づくりを推進。

◯全日制、併設型中高一貫教育校

◯共学化、中学設置、校名変更7年目

◯職員数・・・70名+非常勤講師12名

◯店員・・・中学3クラス、高校6クラス

職員数70名+非常勤講師12名は他の学校と比べると多いですね!講師一人あたりの生徒数が少なく、人的なゆとりがあるため、一人一人に手厚いサポートができるようです。

二華中と二華高の出願倍率と男女比

二華中の出願倍率

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H28年度の出願倍率は4.63倍となりました。

ちなみに二華中一期生からの出願倍率はこちらです。

[table id=2 /]

年々倍率が下がっているのがどう影響するか、今後に注目ですね。

H28年度の各学年の人数と男女比がこちらになります。

[table id=31 /]

これを見ると男子の方が多いことがわかりますね。しかし高校受験だとこうなります。

二華高の出願倍率

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先ほどの仙台二華中の出願者数と比べてみると圧倒的に女子が多いことがわかります。

校長先生はこの原因として、生徒の保護者が当時の二女高卒業で娘も自分の母校に入れたいと考える方が多いとおっしゃっていました。

なるほど!

H28年度の各学年の人数と男女比がこちらになります。

[table id=33 /]

仙台二華中の学習カリキュラム

中高一貫校と言えば、先取りですが仙台二華は先取りするのは数学だけのようです。

学校として「数学の差は埋まらない」と考えているため、数学のみ先取りするようです。具体的には中3の6月には本来高校1年生が行う数学Ⅰが終わるのだとか。

しかし時間数を見てみると

[table id=34 /]

と計546コマ多いのです。

一つ一つの単元を丁寧に進めていることがわかります。

校長先生によると今回あげた5教科だけではなく、美術や音楽も他の学校に比べて多くのコマ数やるそうです。

H28年度大学入試合格者数

H28年度大学入試 合格者数(国公立)

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国立大学合格者の二華中出身の一貫生なのか高入生なのかは明かされませんでした・・・ただ東京大学8名は全て一貫生のようです。

H28年度大学入試 合格者数(私立)

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私立大学合格者に関しても一貫生か高入生かは明かされていませんが、慶應義塾大学合格者8名のうち、5名は高入生のようです。ちなみに今年一期生だったので、昨年の合格実績はみなさん高入生になるわけですが、昨年の慶應義塾合格者は1名でした。

H28年度宮城県仙台二華中学校在籍生徒 出身小学校別生徒数

[table id=37 /]

今回のセミナーから仙台二華をまとめてみる

授業

「教わる」から「学ぶ」へ学びの質の転換

「仙台二華」は、何よりもまして授業を大切にする。本来の意味で「従来にない学校」になり得るかどうかは、授業改革にかかっている。

従前の教え込みの授業から、生徒の思考の時間を十分に確保した生徒主体の授業へと転換を図ることで、授業は知識を増やし、孵化する時間から、知識を活用する力、思考力を身につける時間となる。

これが、生涯にわたって学び続ける力となる。

【仙台二華 セミナー資料より抜粋】

 

これが根幹にあり、実際に

①時間的、人的なゆとりの中で、必要十分な授業時間を確保

②十分な教材研究・予習復習前提の授業

③先取学習、中高相互乗入授業、アクティブラーニング

④体験重視(本物を見る、本物を聞く、本物に触れる)

⑤少人数授業、選択中心の教育課程、オープンカリキュラム、オープンレッスン、校外学修(単位認定)、ゼミなど検討中

に取り組んでいるようです。

体験

「学ぶこと」そして「生きること」

「本物に触れる」。「仙台二華」には、新たな学びへと向かわせる、志を高く、太くするような体験(出会い)がある。

個々の生徒は、高い専門性、様々な交流、未知の体験を通じ、繰り返し自身の価値観に揺らぎを感じながら、徐々に自己を確立していく。そして、具体的な目標を定め努力する。進路目標もその一つ。

これが、生徒の学習を支える大きな力となる。

【仙台二華 セミナー資料より抜粋】

実際に行われているのが

①本物を聴く(触れる)

講演、講話、実践授業、ワークショップ(大学や研究機関等の研究者、専門的職業人、第一線で活躍する社会人講師等)

②本物を見る(触れる)

フィールドワーク(泉が岳、八幡平、北上川、メコン川(カンボジア、ラオス、ベトナム))、大学・研究室訪問、職場体験、芸術文化鑑賞会

③世界をつなぐ

海外研修(グアム、香港、マカオ)、姉妹校派遣(アメリカ、シンガポール)、イングリッシュキャンプ、スーパーグローバルハイスクール(文科省認定)

中学生・高校生・一貫性・教職員

学びの質は、学びの集団によって担保される。

また、学びには、良き師、良き友の存在が欠かせぬものとなる。

併設型中高一貫校ならではの学びの集団、これが「仙台二華」の最大の特色であり、魅力となる。この多様な個性が、切磋琢磨しながら、交流・活動する多くの出会いが用意され、人間関係の広がり・深まりの中で、学校生活の充実と活性化、そして、一人ひとりの個性や能力の伸長、人間的な成長が図られる。

【仙台二華 セミナー資料より抜粋】

生徒の自主性を重視するようです。教職員はあくまでもこれを支援する立場というわけですね!

ちょっと余談

今回「仙台二華」の校長先生のお話を伺う中で面白いと思ったことがあったのでちょっとだけ。

併設型中高一貫校って、高校から高入生と一貫性が混ざるんですよね。そこで一貫生が少し幼く見えるのだとか。。。高入生は一度最高学年を経験しているためか、責任感とかが芽生えてるらしいのですが、一貫生は中学3年次にまだ上がいるので、甘えてしまうらしいです。

ん〜なるほど!おもしろい!!

みんながみんなそういうわけではないので、悪しからず!

[su_box title=”本日もありがとうございました!” style=”bubbles”]本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!今回は「仙台二華」の校長先生による「仙台二華」を私なりにまとめてみました!!質問はいつでも受け付けています。勉強以外の悩みでも、何でもご相談ください![/su_box]

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