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身近な言葉から英語を覚えよう! | 定額個別の櫻学舎

英語の単語は覚えるのが大変です。

でも、実は日本人は日常生活の中でたくさんの英語を使いこなしているんです。

教科書の中に出てくると難しく感じる言葉も、普段自分が使っている言葉と関連付ければ簡単に覚えられます。

今日は英単語のルールを1つ覚えて、そのルールを使って色々な言葉の意味を覚えましょう。

 

er=手

英語の「er」は日本語の「手」と同じ意味です。

でも、この「手」というのは体の一部のことではありません。

「何かをする人(もの)」という意味の手です。たもえば、「歌手(うたを歌う人)」「運転手(運転する人)」「追っ手(追いかける人)」などなど、たくさんあります。日本語は「手」がつくと、「それをする人」という意味になるのです。

では英語はどうかというと、日本語と同じです。

「singer」「driver」「chaser」はそれぞれ「singする(歌を歌う)人」「driveする(運転する)人」「chaseする(追いかける)人」という意味なのです。

日本語の言葉にも作り方にルールがあるように、英単語にもルールがあります。

そのルールを覚えてしまうと単語を覚えるのがぐっと楽になります。

 

日本語の中に隠れている「er」

では、このerですが、実は日本語の中にもたくさん出てきます。

 driver ドライバー drive=運転する

これは簡単ですね。今さら頑張って覚える必要もないでしょう。

タクシードライバー、トラックドライバーなどで使いますね。

このドライバーのように、普段の生活でよく聞く言葉の意味をもう一度考えてみると教科書に出てくる単語も覚えやすくなります。

それでは車に関わる言葉でもう1つ。

wiper ワイパー wipe­=ふく

雨の日に車の窓を拭くからwiperなんですね。

スポーツにもたくさんあります。

pitcher ピッチャー pitch=投げる
catch キャッチャー catch­=とる
keeper キーパー keep=守る、保護する
server サーバー serve=(スポーツで)サーブする

※serveは「食べ物や飲み物をお客さんに出す」という意味もあります。「ウォーターサーバー」は飲み水を出してくれる機械のことです。

家の中はどうでしょう。

lighter ライター light=火をつける、明かりをつける
cooler クーラー cool­=涼しい、冷やす

※英語のcoolerは、日本と違って氷を入れて飲み物などを冷やす箱を指す場合が多い

heater ヒーター heat=温める、熱する
dryer ドライヤー dry=乾燥している、乾かす

※髪を乾かすドライヤーだけじゃなく、服の乾燥機もdryerという。

peeler ピーラー peel=皮をむく

 

日本語から単語の意味を予想しよう!

初級

問1 仮面ライダー(仮面rider)

有名なヒーローですね。仮面をつけた人が「ride」します。「ride」の意味は?

問2 メーカー(maker)

靴のメーカー、食べ物のメーカー、車のメーカーなど、たくさんのメーカーがあります。「make」の意味はなんでしょう?

 

問3 カッター(cutter)

筆箱の中にもありませんか?「cut」するとき使いますね。

 

問4 ジョーカー(joker)

トランプのカード、ジョーカー。もともとは「joke」という単語です。

ジョーカーの絵はどんな人だったか考えてみましょう。

 

中級

問5 トースター(toaster)

朝ごはんにパンを食べるとき、使いますね。

それでは「toast」の意味は?

 

問6 シャッター(shutter)

倉庫などにはドアじゃなくシャッターがありますね。

「shut」の意味はどんな意味だと思いますか?

 

問7 ハンガー(hanger)

どこの家にもあるものです。

服を「hang」する、つまり服をどうすることですか?

 

上級

問8 ファスナー(fastener)

服やコートなどにはファスナーがついています。

服を「fasten」する、というのはどんな意味でしょう。

 

問9 エスカレーター(escalator)/エレベーター(elevator)

この2つはerではなくて、orですが、意味は同じです。

デパートなどでよく見ますね。

どちらも上の階へ行くときに使いますが、「escalate」と「elevate」、意味の違いがわかりますか?

 

問10 リーダー(leader)

みんなで何かをするときにリーダーがいると助かります。

「lead」はみんなをどうすること?

 

いかがでしたか。「英語は難しい!」と思っている人も多いかもしれませんが、日本語の中にはたくさんの英語があるんです。

普段自分が使うカタカナ言葉の意味を調べてみると、英語の単語はもっと簡単に覚えられるようになりますよ。

 

問題の答え

問1 ride=乗る

日本語では車もバイクも「乗る」ですが、英語のrideは自転車やバイクのような乗り物だけです。

問2 make=作る

メーカーは作っている会社、つまり製造会社のことなんですね。

 

問3 cut=切る

同じく紙を切るときに使うハサミは「scissors」と言います。

 

問4 joke=冗談を言う

ジョーカーはいつも変な格好をしていますね。

面白いことを言って人を笑わせる人がジョーカーなのです。

 

問5 toast=パンを焼く

一つ目の意味はトースターの役割そのままですが、実はこの単語には「乾杯」という意味もあります。

 

問6 shut=閉める

入り口を閉めるときに使うのがシャッターですね。

同じような単語に「close」があります。

こちらも「閉める」という意味です。

 

問7 hang=かける、つるす

ちなみに「hang out」というと、「友達と遊ぶ」という意味です。

「遊びに行こうよ!」は「Let’s hang out!」ですね。

 

問8 fasten=留める、締める、くくりつける

日本語では「締める」ものがファスナーですが、英語ではネジのような金具で留めるものもfastenerです。

 

問9 escalate=拡大する、徐々に上がっていく elevate=持ち上げる、上げる

似ている言葉ですが、エスカレーターとエレベーターを思い出せば意味の違いがわかります。

「elevator」は垂直に一気に上に上がりますが、「escalator」は階段のような形で少しずつ上って行きますね。

 

問10 lead=案内する、導く

リーダーを「偉い人」だと思っている人もいるかもしれませんが、もともとの意味は「導いていく人」という意味なのです。みんな迷わないように、どこへ行くのか、何をするのか決めてくれる人です。

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