中学校1年生の頃から当塾に通っているAさん。この春高校生になり、新たな学校生活が始まりました。中学校の時に勉強で思うように成績が伸びず、苦労した経験もあり、授業が本格的に始まった今、高校生の勉強についていけるか不安で仕方がないようです。
そんなAさんが中学校2年生のとき、授業でこんな会話をしていました。
中学校の勉強の大切さを伝えるために、高校の勉強について授業内で話していました・・・でも高校受験を乗り越えて今に至るんです。
初めからなかなか自分に自信のある子は少ないものです。
受験で失敗するかもしれない・・・
成績が伸びないかもしれない・・・
今は良くても周りにどんどん抜かされていくかもしれない・・・
みんな言葉には出さないけれど、様々な不安を抱えています。
そのために以下の2つを意識してください。
先ほどのAさんの例でいくと、中学校2年生の時の定期考査で合計70点あげたことを強調しました。
誰にでも何かしらの成功体験はあると思います。
国語のテストで80点とった
学年順位が5番上がった
小テストで満点をとった
どんなに小さくてもいいのです、その子の力で出した結果をそのまま伝えてあげてください。
先の見えない状況は誰しもが不安です。そんなときこそ力強い言葉をかけてあげましょう。
実際にAさんは嬉しそうに「本当に?私本当に高校生の勉強できるようになる??」と嬉しそうに何度も聞いてきました。
自信のもてない子はとても多いです。そんなときこそその子の具体的な成功体験を話してあげましょう。
「いい点とったことあるじゃん」
ではなく
「○○のテストで70点あげた」や、「単語テストで満点とった」など、どのテストで何点あげた(とった)と具体的に伝えてあげると効果抜群です。
そして先が見えずに不安を抱えているので、この先必ず出来るようになると力強く断言してください。
出来るようになるか不安を抱えたまま日々の学習に向かうよりも、私は出来ると自信を持って取り組むことで勉強の姿勢は変わってくるのです。