今から6年前、仙台二華(旧二女高)に新たに中学校が併設されました。
いわゆるナンバースクールに新たに中学校が併設されたこともあり、大いに人気集まり、第1期生の出願倍率がなんと14.95倍にまで上がりました。
約15倍ですよ!!
約1200人が受験し、合格者が80人!
合格者が約15人に1人の割合ってことです。
どのくらいすごいかって?
参考例として高校受験、県内トップの偏差値を誇る仙台二高の今年の後期の出願倍率は1.21倍
121人中100人が受かる計算ですね。
中学受験と高校受験なので比較するのが見当違いかもしれませんが・・・
合格実績を見る前に、H22年に開校してから今年に至るまでの出願状況をみてみましょう。
- | H22年 | H23年 | H24年 | H25年 |
---|---|---|---|---|
定員 | 80名 | 80名 | 80名 | 105名 |
出願者数 | 1196名 | 800名 | 612名 | 666名 |
出願倍率 | 14.95倍 | 10.00倍 | 7.65倍 | 6.34倍 |
- | H26年 | H27年 | H28年 | - |
定員 | 105名 | 105名 | 105名 | - |
出願者数 | 535名 | 544名 | 486名 | - |
出願倍率 | 5.10倍 | 5.18倍 | 4.63倍 | - |
【宮城県 公式ウェブサイトより抜粋】
やはり話題の1年目、第1期生が一番倍率が高いようです。
そして6年の時を経て、その第一期生が今年迎えた大学入試、果たしてどのような結果になったのでしょうか?
今回は東大合格者数と東北大合格者数で見ていきたいと思います。
H26年 | H27年 | H28年 | |
---|---|---|---|
仙台二華高 | 0名 | 0名 | 8名 (現役8名) |
仙台二高 | 12名 (現役9名) | 17名 (現役10名) | 7名 (現役4名) |
仙台一高 | 4名 (現役2名) | 5名 (現役1名) | 1名 (現役0名) |
【東大合格者数 高校別ランキング2016 , 各高校公式ホームページより一部抜粋】
H28年の東大合格者数は堂々の県内第1位!
この8名が二華中一期生なのか、高校からの入学生なのかは現在調査中ですが、この数字はとても立派ですね。ただ県内トップ高の東大合格者が減っていることも考えると、本来二高・一高のトップ層になるメンバーが二華中に流れたと考えることもできます。
H26 | H27 | H28 | |
---|---|---|---|
仙台二華 | 0 | 0 | 4名 (現役4名) |
仙台二高 | 9名 (現役4名) | 11名 (現役2名) | 10名 (現役3名) |
仙台一高 | 2名 (現役2名) | 5名 (現役1名) | 2名 (現役0名) |
【各高校公式ホームページより一部抜粋】
この現役4名も県内トップの数字。
H26年 | H27年 | H28年 | |
---|---|---|---|
仙台二華高 | 11名 (現役9名) | 16名 (現役11名) | 12名 (現役9名) |
仙台二高 | 116名 (現役65名) | 106名 (現役68名) | 116名 (現役66名) |
仙台一高 | 79名 (現役52名) | 90名 (現役63名) | 80名 (現役53名) |
【各高校公式ホームページより一部抜粋】
東北大合格者に関しては、どこの高校も例年と比べてそこまで大きな差は見られませんでした。
しかし東北大学医学部現役合格者が1名出ており、これも過去3年間はいませんでした。
東大・東北大入学者数だけではかることは決してできませんが、興味深い結果になったのではないでしょうか。
また今回は表として載せませんでしたが、他にも一橋大学現役2名、国立医学部といった最難関大学にも合格者を出しており、かなりいい結果を出したと言っていいと思います。今回二華から公表された大学合格情報では国立医学部がどのくらいいるかがわからなかったので、情報が入り次第追記致します。
それから、やはり中学校からの入学者か高校からの入学者かは気になるところ。これも要チェックですね!
しかし、仙台二華中の倍率が例年下がっていること、仙台二華高校の受験倍率が1.00倍、またはそれを下回る傾向にあることを考えると、今後の動向から目を離せませんね。
6月2日に二華中学校の校長先生から今回の結果の詳細と学校での教育方針などについてお話を伺ってくるので、またその時に記事を書きたいと思います。