【珍しい名字の世界】得可主・四つ目・百足・七ツ役…あなたはいくつ知ってる?

こんにちは、櫻學舎の石川です!

日本には、漢字が読めない・聞いたことがない…そんな珍しい名字がたくさんありますよね。私たちが日常的に出会う名字の背後には、歴史や地域性、職業、信仰など、さまざまなルーツが隠れています。

今回は、特に「珍しい!」と言われる以下の4つの名字をピックアップし、その由来や分布、全国に何人いるかなどをわかりやすくご紹介します。

さらに、櫻學舎の講師「石川」、そして塾長「富永」の名字についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

① 得可主(えべし/えべしゅ)

全国に 約40人 しかいないという超希少名字。それが「得可主(えべし/えべしゅ)」です。

この名字は東北地方、特に 宮城県や青森県、岩手県、北海道 に分布しています。地名や役職名に由来する名字ではないため、由来は諸説あるようですが、非常に限られた地域でしか見られない貴重な姓です。

ちなみに「得可主」は現在、全国でも確認できる人数が一桁台ともいわれており、まさに“レア名字”の代表格です。

② 四つ目(よつめ)

全国に 約120人。主に 宮城県(特に柴田町船岡) や岩手県、神奈川県、群馬県などで見られます。

起源は、現在の 宮城県北中部や岩手県南東部(旧陸前国) とされていて、こちらも東北地方がルーツ。地元では今も見かける名字のようですが、全国的にはかなり少数派です。

読み方は「よつめ」。見た目のインパクトもさることながら、しっかりと由来がある、歴史ある名字です。

③ 百足(むかで)

「百足(むかで)」と聞いてドキッとする人もいるかもしれませんが、実在する名字なんです。

全国には 約360人 がこの名字を持っているとされており、特に 宮城県(仙台市青葉区、岩沼市) に多く見られます。

昆虫の名前をそのまま名字にする例は珍しいですが、古くからの言い伝えや信仰が関係しているとも考えられます。例えば「百足」は多産・豊穣の象徴や、不屈の象徴とされることもあります。

④ 七ツ役(ななつやく)

全国に 約90人。主に 岩手県久慈市や軽米町、また青森県、神奈川県などで見られます。

読み方は「ななつやく」。この名字も、かつての 陸中地方(岩手県) に由来するとされています。

「七ツ役」という名前には、複数の役職や職務に就いていた家系、または村の中で特定の仕事を担っていた家系を示唆する可能性もあり、興味深い名前です。

櫻學舎の講師・塾長の名字も調べてみた!

石川(いしかわ)

全国で 約43万人 が持つとされる、非常に多い名字のひとつです。全国ランキングでも常に 上位30位以内 に入る名字で、東京都・愛知県・神奈川県・埼玉県 など都市部を中心に広く分布しています。

古くは「石川郡」や「石川氏」など、地名や武家の名としても登場しており、由緒ある姓です。

富永(とみなが)

「富永」は 全国で約16,000人、順位は400位前後と中堅に位置する名字。

特に 福岡県、山口県、佐賀県などの九州北部 に多く見られます。富(とみ=豊かさ)と永(なが=長く続く)という縁起の良い意味を持つこの名字は、戦国時代の武将にも見られるなど、長い歴史を誇っています。

櫻學舎の塾長・富永も、この系統に連なる一人です。

おわりに|名字の背景を知ると「人」が見えてくる

普段あまり意識することのない「名字」。でもそこには、家族のルーツや地域の歴史、文化が詰まっています。

「この人の名字、珍しいな…」と思ったら、ぜひ調べてみてください。そこから学びの興味が広がることもありますよ。

櫻學舎では、こうした“気づき”や“学びの種”を大切にしながら、生徒たちの興味を引き出す指導を行っています。

みなさんも、ぜひ一度、自分の名字の意味やルーツを調べてみてはいかがでしょうか?

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