【櫻學舎の駅広告に込めた想い】子どもにとって「勉強」は仕事?それとも…

こんにちは、櫻學舎です。
2024年冬から、五橋駅と長町駅の女性用化粧室に、ある一枚の広告をひっそりと掲出しています。
ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
ほんの数行の言葉のなかに、私たちが子どもたちへ伝えたい「本当のメッセージ」が込められています。
今回は、その広告に込めた思いを、改めて記事にしました。
子どもの“仕事”が勉強なら、大人と同じく「報酬」が必要
「子どもの仕事は勉強」とよく言われます。
確かに、義務教育の間、学ぶことは大切な日常のひとつ。
でも、大人の仕事と同じように考えるなら――
大人にはお給料があるのに、子どもには“何もない”の?
と、感じたことはありませんか?
- 勉強が苦手な子にとって、それは「楽しいこと」ではない
- 頑張っても「成果が出ない」と、心が折れてしまう
- 「ほめられない」「認められない」と、やる気が続かない
そんな子どもたちにとって、「勉強=仕事」だとしたら、お給料もない、評価もされない、つらいだけの仕事になってしまうかもしれません。
そんなとき必要なのが、「報酬」です。
子どもたちにとっての最大の“報酬”とは、それは 「ほめてもらうこと」 なのです。
勉強が楽しくなる「きっかけ」は、親のひとこと
「ほめる」ことには、想像以上の力があります。
- 「ちゃんと見てもらえてる」と感じる
- 「自分にもできるかも」と思える
- 「頑張ったことを認めてもらえた」経験が記憶に残る
これはいわば、子どもたちの「心の栄養」。
勉強をつらいものから、がんばってみようかなと思えるものへ。
その第一歩は、親からのひとことなのです。
自己肯定感・自尊心を育てるために、いま家庭でできること
近年、「自己肯定感」「自尊心」といった言葉が、教育現場でもよく使われるようになりました。私たち櫻學舎にも、さまざまな背景を持つ生徒たちが通っています。
- 明るくて元気な子
- 慎重で静かな子
- 家庭に悩みを抱えている子
- 学校が苦手な子
- 発達特性を持つ子
どんな子にも共通しているのは、「自分のことをわかってくれる人がいる」と感じられると、勉強も人間関係も、少しずつ前向きに変わっていくということ。
「自分は大丈夫」
「誰かにとって、必要とされている存在なんだ」
と感じる力です。
この感覚があると、子どもは困難にぶつかっても折れにくく、周囲と比較せずに自分のペースで成長する力を発揮できます。
その育成に最も影響を与えるのは、学校の先生よりも、友だちよりも、家庭の中で「ほめてもらえた経験」です。
櫻學舎では、塾での指導のなかでも「小さな成長をほめる」「できたことに注目する」ことを大切にしています。
「立派に育てなきゃ」がプレッシャーになっていませんか?
親として、「ちゃんと育てたい」「人に迷惑をかけない子にしたい」という気持ちはとても自然です。
でもその気持ちが強くなると、つい「できていないこと」にばかり目が向き、
叱ったり、比べたりする回数が増えてしまいます。
そのたびに、子どもたちの中に小さな“自信のかけら”が削られていってしまうかもしれません。
だからこそ、ときには「親である自分」から一歩引いて、子ども時代の自分を思い出してみてください。
- どんなことでほめられて嬉しかったか?
- どんな言葉が記憶に残っているか?
- 自分の力になっている思い出はどんなことか?
あなたの子どもも、今まさにあなたが歩いてきた道の途中にいるのです。
櫻學舎がこの広告に込めた本当の願い
「ほめてあげてください。」
この短い言葉に込めたのは、
- 子どもを認めることで、学ぶ力が育つ
- 親子の関係は、言葉ひとつで変わる
- 大人もかつて子どもだったことを、ふと思い出してほしい
という願いです。
子どもたちの自己肯定感を育てるために、
そして親もまた自分自身を大切にするために、
この言葉が、ふとしたときに思い出してもらえるものであれば嬉しく思います。
まとめ|「ほめる」ことは、親子の未来を育てる第一歩です
- 子どもにとっての「勉強の報酬」は、“ほめてもらう”こと
- 勉強を好きになるきっかけは、親の一言から
- 自己肯定感や自尊心は、家庭の中で育つ
- 大人もかつて子どもだった。共感と思い出が、子育てを優しくする
櫻學舎では、学力向上だけでなく、「心の育ち」を支える塾を目指しています。
「わが子をどう励ませばいいか分からない」
「勉強のことを家で話すのがしんどい」
そんな時こそ、お気軽にご相談ください。