「記述問題が苦手…」「答えは分かるのに、文章にするとまとまらない…」
こうした悩みを持つ中学生は多いのではないでしょうか?
テストでは、「〇〇について説明しなさい」「なぜ〇〇なのか、理由を書きなさい」などの記述問題が必ず出題されます。
記述問題は、解答の配点が高いことも多く、苦手なままだと大きな失点につながります。しかし、書き方のルールを知り、解答の「型」を覚えれば、誰でもスムーズに書けるようになります!
今回は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の記述問題の解き方を、具体例とともに詳しく解説していきます。
記述問題が苦手な人に共通するのは、
✅ 何を書けばいいのかわからない
✅ 答えのヒントは分かるけど、文章にできない
✅ 解答がまとまらず、何を伝えたいのか分からなくなる
といった悩みです。
しかし、記述問題には「ルール」があり、そのルールに沿って書けばスラスラ解答できるようになります!
「何を説明するのか?」を明確にすることが、記述問題の第一歩です。
設問の聞かれ方には、次のようなパターンがあります👇
設問の種類 | 例 | 書くべき内容 |
---|---|---|
「なぜ?」 | なぜ〇〇は△△なのか? | 原因や理由を説明する |
「どのように?」 | どのようにして〇〇が行われるのか? | しくみや過程を説明する |
「どうなる?」 | 〇〇が起こると、どうなるか? | 結果や影響を説明する |
問題文をしっかり読んで、何について書くべきか整理してから解答を作るようにしましょう!
記述問題には、文章をスムーズに書くための「型」があります。
この型を使えば、論理的で分かりやすい解答を作ることができます!
📌 記述問題の基本の型
この型に当てはめて書けば、迷わず記述問題を解答できるようになります!✨
「何を書けばいいのかわからない…」と悩んだときは、いきなり文章を書かずに、まずメモを作るのがコツです。
例えば、「地租改正の目的と影響を説明しなさい。」 という問題を解く場合、
✅ 「目的は?」 → 税収の安定化
✅ 「どんな仕組み?」 → 土地の所有者が現金で納税する
✅ 「影響は?」 → 農民の負担増加 → 一揆の発生
このように、考えを整理してから文章を作ると、スムーズに解答できます!
▶︎ 問題:「筆者がこのとき悲しいと感じたのはなぜか、説明しなさい。(30字程度)」
▶︎ 解答例:「大切にしていた本をなくしてしまい、二度と手に入らないと感じたから。」
💡 30字以内なら、理由だけを書くとスッキリ!
① 仮定を書く:「仮定より〇〇である。」
② 公式を使う:「△△の性質を利用すると□□。」
③ 結論を書く:「したがって、証明された。」
▶︎ 問題:「△ABCが二等辺三角形であることを証明しなさい。」
▶︎ 解答例:「仮定より、AB=ACである。角Bと角Cの大きさを比較すると、二辺とその間の角が等しいため、∠B=∠Cが成り立つ。したがって、△ABCは二等辺三角形である。」
💡 証明は、ゴールを意識して順番に書こう!
① 原因:「〇〇は△△が原因で起こった。」
② 経過:「その後、□□のように発展した。」
③ 結果:「その結果、△△となった。」
▶︎ 問題:「明治時代における地租改正の目的と影響について説明しなさい。(50字程度)」
▶︎ 解答例:「地租改正の目的は安定した税収を確保することであり、農民の負担が増加し、一揆が多発した。」
💡 「目的」と「結果」を分けて考えると書きやすい!
① 原因:「〇〇の性質により、△△が起こる。」
② しくみ:「□□が働くことで、△△が進行する。」
③ 結果:「その結果、△△となる。」
▶︎ 問題:「水に浮かぶ物体の体積が増えると、浮力はどうなるか説明しなさい。(50字程度)」
▶︎ 解答例:「浮力は、物体が押しのけた水の体積に比例するため、体積が増えると浮力も大きくなる。」
💡 専門用語(浮力・比例・体積など)を入れる!
記述問題は「どう書けばいいのかわからない…」と悩みがちですが、書き方のコツをつかめば、必ずできるようになります!
最初はうまく書けなくても大丈夫。大切なのは、少しずつ練習を重ねることです。
型を覚え、書くことに慣れてくれば、自然とスラスラ書けるようになります。
記述問題が解けるようになると、テストの得点が上がるだけでなく、自分の考えを整理する力も身につきます。
これは、勉強だけでなく、将来どんな場面でも役立つ大切なスキルです。
「苦手だから…」とあきらめずに、一歩ずつチャレンジしてみましょう!
あなたの頑張りが、必ず力になります✨