数学が苦手でも大丈夫!アンパンマン作者・やなせたかしに学ぶ「公式丸暗記」の突破力

こんにちは!櫻學舎講師の石垣真理子です。
突然ですが、皆さんは「数学が苦手…」「公式を覚えるのが無理…」と感じたことはありませんか?
実は、あの国民的キャラクター「アンパンマン」の作者・やなせたかしさんも、かつては数学が大の苦手だったんです。
今日は、やなせたかしさんの意外なエピソードを交えながら、「数学アレルギー」から抜け出すためのヒントをお届けします。
医者の家系に生まれたけれど、数学が苦手だったやなせ少年
やなせたかしさんは、医者の家に生まれました。周囲からは当然「医者になるんでしょ」と言われ、家族もそう願っていました。
でも…実はやなせさん、血が大の苦手。
そして、数学も大の苦手だったのです。
「理系は無理かもしれない」と悩み、やがて彼は本当に好きだった「絵の道」=美術の世界を志すことにします。
ところが、志望校の入試に数学があった!
ところがどっこい。
「絵の道だから数学はいらないだろう」と思っていたやなせさんの目の前に、まさかの事実が立ちはだかります。
美術大学の入試科目に…しっかり数学があったのです。
夢に一歩踏み出そうとした矢先、「大の苦手科目」とまた向き合わなければならなくなりました。
「数学は公式じゃあ!」〜助けになった言葉
そんなとき、周囲の人が言った言葉が彼を救います。
「数学は公式じゃあ!」
「公式が苦手なら、丸暗記じゃあ!」
「その公式に数字を当てはめていけばいいんじゃあ!」
目からウロコだったそうです。
「全部を理解しなくても、まずはやり方を覚えれば、突破口は見えるかもしれない。」
そう思ったやなせさんは、数学の公式をひたすら「丸暗記」することに決めました。
そして、なんとその作戦が大成功。
苦手な数学の試験も突破し、無事に美術大学に合格できたのです。
難しい式も、もとは“足し算・引き算”
この話には、数学嫌いの多くの人にとって大きなヒントがあります。
中学・高校で学ぶ数式って、ぱっと見はとても複雑です。
a、b、x、y、√、Σ……なんだこれ?となる気持ち、よくわかります。
でも、ちょっと見方を変えてみてください。
たとえば「(a+b)²=a²+2ab+b²」なんて因数分解の公式も、実は小学校で習った「2+3=5」のような“たし算・かけ算”を少し発展させたものにすぎないのです。
見た目にビビらず、まずは「知ってる形に変えられないか?」と考えてみましょう。
因数分解の公式がカギだった
ドラマの中では、やなせさんは「因数分解の公式」を丸暗記したことで数学を乗り切ったと言います。
最初から「意味がわからない…」と諦めるのではなく、
- 最初は「覚える」
- あとから「意味を考える」
この順番でも、全然OKなんです。
勉強には、「とりあえずやってみる」「知識を積む」というフェーズが確実に存在します。
櫻學舎でも「まずは型から」作る指導をしています
櫻學舎でも、数学が苦手な生徒に対してよくこうアドバイスしています。
「わからなくても、まずは例題のマネから始めていいよ」
「最初は考え方よりも“型”を覚えるのが先!」
「覚えた公式で1問でも正解できたら、それが自信になる!」
「まずはできることから」が、苦手克服の第一歩なのです。
まとめ|「丸暗記」は悪じゃない。むしろ突破口になる!
今回のやなせたかしさんの話を通じて伝えたいのは、次のことです。
苦手な科目でも、突破口は必ずある。
その第一歩は“丸暗記”でも全然いい。
完璧を求めすぎると、苦手意識はどんどん大きくなってしまいます。
「わかる」より前に、「覚える」から入ってもOK。
あのアンパンマンの作者も、そんなふうに乗り越えてきたのですから。
まずは、目の前の問題に公式を当てはめてみることから始めてみましょう!
きっと、前よりちょっとだけ「できるかも」が増えていくはずです。