【中学生にも影響あり】新教科「新・技術分野」ってなに?櫻學舎からの解説とアドバイス

こんにちは。櫻學舎です。

今回は、文部科学省が発表した「中学校で新しい教科が始まる」というニュースについてお伝えします。テーマはずばり、「情報教育」と「AI(人工知能)」です。

「え、学校でAI?」「中学生なのにそんなことまで?」と驚いた方も多いかもしれません。
でもこれは、いまの子どもたちが生きていく未来を見据えた、とても大事な変化なんです。

櫻學舎ではプログラミング自体は教えていませんが、「新しい教科が始まる」という背景を踏まえて、今のうちから意識しておくと良いこと、勉強の取り組み方のヒントをお伝えしていきます。

目次

「新・技術分野」ってどんな教科?

この教科は、2020年代の社会変化に対応するために中学校で設置される予定の新教科です。

現在の中学校では、「技術・家庭科」という教科があり、その中で簡単な電気配線や木工、調理実習などを学びます。

ところが今回発表されたのは、この「技術」分野をより時代に合わせて変化させ、AI・情報セキュリティ・プログラミング的思考など、これからの社会で本当に必要とされる力を育てる内容にアップデートするというもの。

内容は以下のようなものになると言われています。

  • 情報セキュリティ(ネットの安全)
  • AI(人工知能)の仕組みや影響
  • データの集計・分析方法
  • 情報の正しい伝え方
  • プログラムの基礎的な考え方

従来の「技術・家庭科」のうち、「技術」分野から独立して、もっと“情報”に特化した学びになるのが特徴です。

なぜ中学生に「情報」なの?

今やスマホは当たり前、AIは生活に浸透し、ネット上での会話や取引も増えています。

そんな中、「何が正しくて、何が危険なのか」を見抜く力がますます必要になっています。

高校ではすでに情報科が必修になっていますが、そこにたどり着く前に「基礎力」が足りないまま進級してしまう生徒も多いのが現実。

だからこそ、義務教育の中で“情報の土台”を身につけさせたいというのが文部科学省のねらいです。

塾の立場から見たポイント:知識より「思考力」

この発表を聞いて、「櫻學舎ではプログラミングも教えるの?」と聞かれることがありますが、
櫻學舎はプログラミング教室ではありません

私たちが重視しているのは「読解力」「論理的思考力」「習慣化された学習」です。

なぜなら、AIの仕組みを理解するには 理科的な思考力 が必要ですし、情報を正しく判断するには 国語的な読解力 が絶対に必要だからです。

つまり、新教科で求められる力は、いきなり身につくものではなく、今やっている勉強の積み重ねで養われていくのです。

保護者の皆さまへ:情報リテラシーは生活力にもつながる

新教科は将来の就職や社会参加にも関わるテーマが多く含まれています。

  • SNSの危険を見抜ける子になる
  • ニュースやネットの情報をうのみにしない
  • トラブルの予兆を見抜ける

…こうした“情報との付き合い方”は、実は成績よりももっと大切な力です。

塾ではこれまで通り、「国語」「数学」などの基礎学力をしっかり固めながら、その土台となる考える力・読解力の育成を通じて、この新しい教科の学びにも間接的に対応していきます。

櫻學舎ができること:思考力・表現力・学ぶ姿勢を育てる

AIやプログラムは道具にすぎません。
それを「どう活用するか」「どんな考え方で使うか」が重要です。

だからこそ、櫻學舎では

  • 答えをただ覚えるのではなく「考える授業」
  • 「なぜ?」と問い続ける習慣づけ
  • 読解や記述力を鍛える課題設計
  • テストに出るからだけではなく、「使える知識」にする指導

…といった形で、「生きる力としての学力づくり」を進めています。

中学生の皆さんへ:これからの勉強は「武器」になる

これから皆さんは、スマホやタブレットを「ゲーム」や「動画」だけでなく、情報収集や判断に使いこなす力が求められます。

でも、それはただの難しい話ではありません。

  • 「なぜそうなるんだろう?」と考える力
  • 本や資料から答えを探す力
  • 自分の意見を文章で書く力

これらをコツコツ育てていけば、AIや情報社会にふりまわされずに活用できる人間になれます。

■まとめ:変化に備えるのではなく、活かす

新しい教科ができる、ということは「不安」ではなく「チャンス」です。

これまでの「正解を覚えるだけの勉強」から、「どう使うか」「なぜそうなるか」を考える学びへシフトするタイミングが来ています。

櫻學舎は、そうした時代の流れに合わせて、本当に必要な力を見極めながら、子どもたちに寄り添った指導をこれからも続けていきます。

「新しい教科、どう対応すればいい?」
「どんな力が今から必要?」

…そんなご相談も、ぜひお気軽に声をかけてください。

私たちと一緒に、「未来に強い学び」を始めましょう。

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