模試は“受けたあと”が勝負!成績を伸ばす「解き直しノート」の作り方

こんにちは。櫻學舎です。
模試や定期テストが返ってきたとき、「点数を見て一喜一憂して終わり…」なんてこと、ありませんか?
もちろん、点数や順位は大切です。でも、本当に力をつけたいなら、「そのあと何をするか」がもっと大事なんです。
今回は、櫻學舎で指導している「模試・定期テストの解き直し」の方法をご紹介します。
お子さまの勉強習慣を見直すヒントに、ぜひお役立てください。
なぜ「解き直し」が大事なのか?
解き直しの目的は、ただの復習ではありません。
間違えた問題から、「なぜできなかったのか?」を掘り下げることで、同じミスを繰り返さない力が育ちます。
具体的な効果としては…
- 点数を伸ばすための“分析力”がつく
- ケアレスミスや知識の抜けに気づける
- 「努力が点数につながる」という自信が生まれる
一度できなかった問題を、自分の力でできるようにする。
それこそが、本当の意味での「学力向上」なのです。
解き直しのステップ
櫻學舎では、解き直しを「1問1問を深く掘り下げる学習」として、以下の流れで指導しています。
ステップ①:模試の結果を確認し、全体像をつかむ
まずは模試の得点、偏差値、志望校の判定を確認しましょう。
次に、教科ごとの得点バランスや、平均点との比較、得点できた問題と落とした問題を見ていきます。
ステップ②:「間違えた原因」を分類する
次に、ミスの内容を整理します。
ミスの種類 | 例 |
---|---|
知識不足 | 単語・公式を覚えていなかった |
読み違い | 問題文を最後まで読まずに早とちり |
ケアレスミス | 計算間違い、符号ミス、漢字の書き間違いなど |
解き方の理解不足 | 問題の意図を正しく読み取れなかった |
自分で「なぜ間違えたか」を説明できるようになると、次の対策がぐっと立てやすくなります。
ステップ③:解き直しノートをつくる

櫻學舎では、模試・テストを「解きっぱなし」にせず、ノートにまとめ直すよう指導しています。
解き直しノートのつくり方
- 間違えた問題を切り取る or 写す
→ 間違えた問題は全てノートに記録する - ノートに貼る or 書く
→ 空白に余裕をもって、1ページに2〜3問が目安。 - 以下の3点を記入
①間違えた理由
具体例:「式を立てるときに+−を間違えた」
②正しい解き方
具体例:「図にして整理したらわかりやすくなった」
③教訓・ポイント
具体例:「条件をよく読んでから計算に入る」
- もう一度解いてみる
→ 自力で解けたら、理解が定着した証拠!
模試解き直しノートのポイント
チューターが生徒に伝えているノート作成のコツは以下の通り。
- 「写して終わり」ではなく、「気づき」も書く
- 間違えた理由や、次に出たらどうするかを書く
- 「なぜ間違えたか」を自分なりに分析する習慣をつける
これにより、ただの模試結果が「自分の弱点が詰まった参考書」に生まれ変わります。
学年・教科別の解き直しのポイント
中1・中2
- 語句・用語・基本ルールの確認が中心
- 学校ワークとの関連付けを意識
- ノートが苦手な子には、見本を見せながら進める
中3
- 入試に向けて、頻出形式の問題を重点的に復習
- 間違えた問題と似た問題(類題)を追加で解くのが効果的
- 小テストや個別課題にもつなげて反復練習!
なぜここまで“ノート化”するの?
面倒くさくない?って思うかもしれません。
でも、実際にやってみると…
- 間違えた理由がはっきりする
- 自分のクセに気づける
- 同じミスをしなくなる
つまり、「なんとなく頑張ってる」から「ちゃんと伸びてる」状態に変わるんです。
実際、櫻學舎の生徒でも「ノートをつけるようになってから点数が安定した」という声、たくさんあります。
櫻學舎では、チューターが一緒に解き直し!
解き直しって、ひとりでやるとつらい。続かない。
だから櫻學舎では、チューターと一緒に模試を振り返ります。
- 間違えた原因を一緒に考える
- どうすれば次にできるかを言語化させる
- 解き直しノートの記述をチェック・アドバイス
「やったつもり」では終わらせず、「できるようになった」まで伴走するのが、私たちの役割です。
まとめ:「解き直し」は点数アップの近道

模試や定期テストは、ただ点数を見て一喜一憂するものではありません。
大切なのは「なぜ間違えたのか」を自分で考え、もう一度チャレンジすること。
櫻學舎では、チューターが一人ひとりの生徒に寄り添いながら、間違いを次の学びに変えるサポートを行っています。
ノートに問題を貼って、自分の言葉で解説を書いて、再度挑戦する。
この地道なプロセスこそが、確かな学力と自信につながっていきます。
「やりっぱなし」で終わらせず、「できるようになる」まで一緒に頑張る。
それが櫻學舎の“解き直し”です。
次の模試では、自分の成長をしっかり感じられるよう、今できる一歩を踏み出してみましょう。