こんにちは!櫻學舎講師の小田将也です!
今回は、使い分けの難しい漢字の違いを説明していきます!
ぜひこの記事を読んで違いの分かる男になってください!
まずはこちら!「回答」と「解答」です。
「回答」の方は、質問や要求に対する返事という意味で、「アンケートに回答する」、「質問に回答する」という風に使います。
一方「解答」はというと、問題を解いて答えを出すことや、その答えのことで、「数学の問題に解答する」や、「社会問題への解答」というように使います。
英語で言うと、回答のほうは「reply」、解答のほうは「answer」といった感じですね。
次は「十分」と「充分」です。
実は最初に言ってしまうと「十分」と「充分」は厳しく使い分ける必要はありません笑
ただ、「十分」は、「数量的に満ち足りる」というような意味で、「充分」は「感覚的に満ち足りる」というような意味という違いがあります。
そのため。「100個でじゅうぶんです」というときは十分、「じゅうぶん頑張った」というときは充分と書くのが適切ということになります。
ただ、最初に言った通りどちらを使っても問題ないのでわかりやすい方を使って大丈夫のようです。
次は「越える」と「超える」です。
「超える」は、ある基準・範囲・程度を上回るという意味で、
「越える」は、ある場所・地点・時を過ぎて,その先に進むという意味です。
よって「限界をこえる」や、「想像の範囲をこえる」は超える、
「山をこえる」や、「国境をこえる」などは越えるの方を使います。
次は「勧める」と「薦める」です。
「勧める」はそうするように働き掛けるという意味で
「薦める」は推薦するという意味です。
わかりやすく言い直すと、「勧める」のほうは何かをすることを促すことで、「薦める」の方は、人や物をおすすめすることです。
そのため、「読書をすすめる」の方は「勧める」を使いますが、「本をすすめる」という時には「薦める」の方を使います。
次は「歳」と「才」です。
年齢を言うときに使う「さい」ですが、実は「才」の方にはもともと年齢を表す意味はありませんでしたが、画数が多いため、便宜性から「才」の方の字を使うことも認められるようになりました。
それが一般的に広まったため、どちらもよく用いられるようになりましたが、正式なものでは「歳」の方を使った方が良いようです。
次は「務める」、「努める」、「勤める」の三つです。
この三つはそれぞれ、
務める … ある役割や任務を引き受けて、その仕事をする。
努める … 力を尽くす、努力する。
勤める … 職に就く、勤務する。
という意味があります。
よって、「劇の主役をつとめる」は「務める」、「看病につとめる」は「努める」、「会社につとめる」は「勤める」というような使い方になります。
どちらも二つのものをあわせるという意味を持ちますが、
合わせるの方は、手を合わせる、力を合わせるのように、「二つ以上のものを一つに」という意味があり、
併せるの方は、併せて考える、併せ持つのように、「二つ以上のものを同時に」という意味を持っています。
最後はこの二つのあしの違いです。実は、
脚の方は、あしの付け根から先までの全体のことで、
足の方は、足首から下の部分を指しています。
これは僕はこの記事を書くために調べて初めて知りました!
いかがでしたでしょうか!
この記事でなにかみなさんに新しい発見が生まれていたらいいなと思います!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!小田将也でした!