[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”櫻太郎”]先生、 入試で小論文があるんですけどいつも書いている作文と何が違うんですか?[/speech_bubble]
(今年も来たか!)
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”私”] 普通の作文と小論文の違いをきちんと理解しておくことは、試験に臨む上でかなり重要なことだよ![/speech_bubble]
大学入試、高校入試問わず、推薦入試でよく課されるこの小論文、一体作文となにが違うのでしょうか?
旺文社さんの「高校入試 作文・小論文対策」によると、
作文は読む人の「心」に訴えるもの。
小論文は読む人の「頭」に訴えるもの。
文英堂さんの「合格を決める!作文・小論文」によると、
作文は自分が考えたり思ったりしたことを文章にまとめたもの。
小論文は自分の意見を含めた作文で、比較的字数が少ないもの。
出版社によって定義は様々ですね。
作文自体は「人の手で作られた文章」のことを言うので、作文の中に小論文があると言うイメージがわかりやすいかと思います。
ではどのような作文が小論文というのでしょう?
「心」に訴えるではなくて「頭」に訴えるってどういうことでしょうか??
ズバリ
小論文は自分の気持ちや感情ではなく、他人を説得するための意見を書いたものです!
テーマ「動物園について」の二つの文章、小論文はどちらでしょうか?
文章A
動物園に行きました。たくさんの動物を見ることができて、とても楽しかったです。
文章B
動物園は、多くの貴重な動物を保護するという役割を果たしている。
如何でしょうか?
答えはBですね。
Aの文章は自分の体験や気持ちが入っているのに対し、Bの文章にはそれがなく、自分の意見が述べられているのがわかると思います。
小論文では自分の感情を伝えるのではなく、自分の意見をしっかりと述べた上でその根拠を示していきましょう!
次回、「いい小論文を書くために必要なこと」を書いていくのでお楽しみに!