勉強中に音楽って聴いてもいいの?集中力が高まる効果と正しい使い方を解説!

こんにちは、櫻學舎講師の佐藤です。
突然ですが、みなさんは 「勉強中に音楽を聴くのはアリかナシか」、考えたことはありますか?
「音楽を聴いていると気分が乗る!」
「逆に歌が気になって全然集中できない…」
そんな声、どちらもよく聞きます。
結論から言うと、音楽を聴きながらの勉強はアリ!
でも、条件付きで、です。
この記事では、
- 音楽を聴くとどうして集中できるのか?
- どんな音楽を選べばいいのか?
- 気をつけるべきポイントは?
という点を、わかりやすく解説していきます。
音楽とうまく付き合って、「やる気が出ない」「集中できない」という悩みを解消していきましょう!
なぜ音楽を聴くと集中できるの?
ドーパミンでやる気アップ!
音楽を聴くと、脳から「ドーパミン」という物質が分泌されます。
ドーパミンは、「うれしい!」「楽しい!」と感じたときに出る神経伝達物質で、
- 気分が良くなる
- やる気が出る
- 続けて頑張れる
といった、ポジティブな感情を作ってくれる働きがあります。
たとえば、「あー、めんどくさいな…」と思っていた課題でも、
お気に入りのBGMを流すだけで、スッと机に向かえることってありませんか?
これはまさに、音楽の力でドーパミンが出ている証拠なんです。
アルファ波でリラックス&集中
脳波にはいくつか種類があるのですが、その中で「アルファ波」はリラックスしていて、かつ集中しやすい状態のときに出るものです。
- 雨の音や川のせせらぎ
- カフェで流れていそうなジャズやローファイヒップホップ
- 優しいピアノや自然音だけのBGM
こういった音楽は、脳に負担をかけず、静かに集中状態へと導いてくれます。
アルファ波の音楽は、YouTubeやSpotifyで「勉強 BGM」「集中 音楽」「作業用 音楽」などと検索すればたくさん出てきますよ!
雑音をシャットアウトして集中しやすく
「周りの声が気になる…」
「テレビの音がうるさくて集中できない…」
そんな時にも音楽は大活躍!
イヤホンやヘッドホンで音楽を流すことで、外の音をシャットアウトできます。
実は、脳は無意識に「雑音」も処理しようとしているので、聞きたくなくても情報が入ってくると、集中力が奪われてしまうんです。
だからこそ、外の音をふせぐ“耳のフタ”として音楽をうまく活用してみてくださいね。
どんな音楽を選べばいい?注意点3つ!

歌詞つきの音楽は基本NG!
一番の注意点は、歌詞のある曲は避けること。
とくに、日本語の歌詞は脳が「言葉」として理解しようとしてしまうため、
- 数学の問題文を読み間違える
- 英語の単語が頭に入らない
- 文章がまったく理解できない
などの悪影響が出ることもあります。
どうしても歌詞つきの音楽を聴きたいときは、意味がわからない外国語の歌や、聞き慣れていない洋楽にしてみると良いですよ。
音楽を“常に”使うのはやめよう!
音楽が集中の助けになるからといって、「毎回、絶対音楽がないと勉強できない!」となってしまうと、それは依存状態です。
入試本番や模試のとき、もちろん音楽は流れていません。
逆に雑音が多くて集中しづらいこともあります。
だからこそ、音楽は「ここぞという時のスイッチ」として使いましょう。
- どうしてもやる気が出ない時
- 気分を変えて集中したい時
- 長時間勉強してちょっと疲れた時
そんな「特別なとき」こそ、音楽の出番です。
音楽の音量や時間帯にも気をつけよう
音楽を聴くときは、音量が大きすぎないように注意!
大きな音は脳を刺激しすぎて、逆に疲れてしまうことも。
また、夜遅くにイヤホンで長時間聴くのもおすすめしません。
耳を痛めたり、眠りが浅くなったりすることもあります。
「ほどほどに、うまく取り入れる」のがコツです!
勉強中におすすめの音楽ジャンル
迷ったら、以下のようなジャンルを試してみてください。
- ローファイ・ヒップホップ
→ゆったりしたリズム、歌詞なし。長時間勉強に◎ - 自然音(雨、波、森など)
→アルファ波を引き出す。リラックスしたい時に。 - クラシック(モーツァルト、バッハなど)
→構造が整っていて脳にやさしい。記憶系の勉強に◎ - ピアノ・ギターインスト
→落ち着いた音色。作文や読解など。
いろいろ試して、自分にとってベストなBGMを見つけてみましょう!
まとめ|音楽はうまく使えば「勉強の味方」になる!

音楽は、使い方しだいで、
- 勉強のやる気を引き出してくれる
- 集中力を高めてくれる
- 雑音から守ってくれる
そんな強力な“学習サポーター”になります。
でも、
- 歌詞のある音楽ばかり聞く
- 音楽がないと勉強できない
- 大音量でダラダラ聞く
という状態になってしまうと、逆効果です。
「どうしても集中できない時に助けてもらう」という気持ちで、音楽を勉強の“味方”としてうまく活用してみてくださいね!