英文法はなぜ大事?おすすめ参考書と効果的な勉強法を徹底解説!

こんにちは。
櫻學舎講師の佐藤百華です。
大学入学共通テストや国公立・私立大学の二次試験では、英語の長文読解が大きなウエイトを占めるようになっています。
そんな中でよく生徒から聞くのが、
「文法ってあまり出題されないから、やらなくてもいいんじゃないですか?」
という疑問です。
確かに、長文中心の入試形式を見るとそう思ってしまうのも無理はありません。
しかし、英文法は文章を正しく読むための「土台」でありルール」です。
文法がわからなければ、単語が分かっていても意味を正確に読み取ることはできません。
英語学習の3ステップ:単語・文法 → 解釈 → 長文読解
英語の勉強は、段階的に積み上げていくことが重要です。
- 英単語と英文法のインプット
- 文構造を理解する英文解釈
- 長文を素早く正確に読む読解演習
このうち「英文法」は、2と3の橋渡しをする存在です。
つまり、文法が定着していないと、解釈も読解も伸びません。
文法学習は「インプットとアウトプットの両立」がカギ
英文法は、ただ覚えるだけでは意味がありません。
解説を読んで理解し、自分の頭で考えて使えるようにすることが大切です。
そのためには、インプット用とアウトプット用、2種類の参考書を使い分けることをおすすめします。
おすすめ参考書①:インプット用【GRAMMAR MASTER】

- 左ページ:問題
- 右ページ:解答・解説・重要ポイントが整理されている構成
- 赤シートで覚える形式なので、通学時間の復習にも最適
文法の単元ごとに分かれていて、1週間に1単元を目安に進めると効率的です。
1周目は理解重視、2周目以降はテンポよく反復していきましょう。
ポイント:解説や補足にしっかり目を通す → 声に出して英文を読む → 書きながら定着
おすすめ参考書②:アウトプット用【英文法ファイナル問題集】

- 標準編と難関大学編の2レベル展開
- ランダム形式で実践力が身につく
- 空欄補充・並び替え・誤文訂正など多様な形式に対応
グラマスターでインプットを済ませた後に取り組むことで、定着度と得点力がアップします。
特にこの参考書は解説が丁寧で、「なぜその選択肢が正しいのか」がわかる構成になっています。
効果的な年間学習スケジュール(私の実体験)
私自身は以下のようなスケジュールで取り組みました。
- 高1〜高2終了時点:GRAMMARMASTERを3周
- 高3・4月〜7月:GRAMMARMASTER2周目、アウトプット用に英文法ファイナルを併用
- 夏〜年末:文法ファイナル+過去問演習
- 年明け〜共通テスト:文法は軽めにして、読解・リスニング対策に集中
- 共テ後〜二次試験対策:再度文法ファイナルで仕上げ直し
インプットとアウトプットをバランスよく繰り返すことで、文法問題はもちろん、長文読解の正確さも格段に上がりました。
まとめ|文法は「やる価値がある」からこそ早めに動こう!
- 英文法は英語のルール。知らないと読解に進めない
- 学習はインプット+アウトプットの繰り返しが効果的
- 自分のスタイルに合った参考書を1冊ずつ丁寧に使い込む
- 高3からのスタートでも、計画的に進めれば間に合う!
「文法は必要ない」なんてことは絶対にありません。
むしろ、苦手な人ほど早めに取り組んで基礎固めをしておくべき分野です。
ぜひ、今日から1単元だけでも始めてみてくださいね!
応援しています。
— 佐藤百華(櫻學舎講師)