2025年夏期講習のお知らせ詳しくはこちら

【大学選びのヒント】東北大学が大切にしている3つの教育理念とは?〜研究第一・門戸開放・実学尊重をわかりやすく解説〜

こんにちは!櫻學舎講師の小田将也です!

今回の記事は僕が通っている東北大学についてです!

ここでは、東北大学の3つの教育理念を説明しながら東北大学のことを紹介していきたいと思います!

東北大学ってどんなところなんだろう…なんて思っている方や、進路に迷っている方はぜひ読んでみてください!

目次

はじめに、東北大学の教育理念を紹介

まず、東北大学のホームページでは、大学の特徴をこう説明しています。

  1. 創立以来の個性的な伝統
    創立後すぐに「研究第一」,「門戸開放」,「実学尊重」といった個性的な理念を確立し,時代に応じてその内容を一層発展させています。
  2. 教育環境に恵まれた総合大学
    10学部,16研究科及び6研究所をはじめとする多数の研究組織・施設を擁し,研究所等のスタッフも教育に参加しています(教員約3,000人,学部学生入学定員約2,400人,大学院学生入学定員約2,700人)。
  3. 研究大学
    国際的な研究成果を多数生み出し,先端的研究と教育を一体的に進める大学です。
  4. 積極的な地域連携・産学連携
    地域や産業界との間に多様な連携を積極的に発展させています。
  5. 魅力的な所在地
    大学の大部分が,杜の都とも学都とも言われる快適な都市仙台の中心部に位置し,便利な都市機能と豊かな自然環境を兼備する環境にあります。

このように、東北大学は、「研究第一」,「門戸開放」,「実学尊重」という3つの教育理念を掲げています。

ただ、この四字熟語だけ見ても、「だからどういうこと?」という方もたくさんいると思うので、ここで紹介したいと思います!

研究第一:知的好奇心を刺激する最先端の学び

まず一つ目は、「研究第一」です。

この言葉を聞いたとき、「あれ、やっぱり東北大学ってブラック企業なんじゃ…怖い…」と思った方がいると思いますがそういうことではありません!(実際に2013年にブラック企業大賞の特別賞を受賞してしまったようですが…)

ここでいう研究第一というのは、

“研究者が独創的な研究成果を次々と生み出しながら、それを学生に対する教育にも生かす”

ということであって、

”命を犠牲にしても研究を続ける”

みたいなことではありません。よかったです。

実際の講義では、勉強の合間に教授が自分のやっている研究分野や研究の詳しい内容、出張の行き先でどんな調査をしてきたかなどを紹介してくれたりと、生徒の知的好奇心をくすぐる工夫がされていたりします。

こうすることで生徒は学ぶ意欲が湧いたり、教師(研究者)の方も研究をしつつ生徒に知識を与えることで、なにか新たな発見があったりするのかもしれませんね。

【ポイント】「研究第一」は“厳しい”のではなく、“面白い”の意味!

門戸開放:多様な背景を持つ人に開かれた大学

次は、門戸開放です。

門戸開放という言葉には、

”制限をなくし自由に出入りできるようにすること”

という意味があります。

東北大学のキャンパスにはたまに不審者が入ってきたりが入ってきたりしているので、

「お、さすが東北大学有言実行だ!」

といえる気がしますが、これもセキュリティがゆるいよという意味ではなく、この言葉には東北大学の歴史がふくまれています。

東北大学のサイトにはこう書かれています。

東北大学は、1907年(明治40年)に東北帝国大学として創立し、当初から、専門学校、高等師範学校の卒業生にも門戸を開き、1913年(大正2年)には、当時の政府からの圧力にも屈せず、日本の大学として初めて、3名の女子の入学を許可し、「門戸開放」が本学の不動の理念であることを世に示しました。

このように、門戸開放という言葉は、大学創立当初から様々な生徒にわけ隔てなく学びを提供する場所だったというところからきています。

現在もAO入試制度が充実していたりと、この偉大な理念はずっと引き継がれていると思います。

ただ、熊は怖いのでもうすこしセキュリティは強化されてもいいのかもしれません笑

【ポイント】「学びたい」という気持ちがある人を拒まない、それが“門戸開放”の精神!

実学尊重:社会に活きる学びを重視

最後は「実学尊重」です。

「実学」とは、理論よりも実用に重きを置く学問のことです。

つまり実用の学問を「尊重」して、自分たちの研究を社会や人々の日常生活に役立てようということですね。

その考えは授業でもよく現れていて、授業中には、

「この分野の学問は現在何に利用されているのか」
「これを知っているとどういうことができるようになるのか」
「これがどのように役立っているのか」

などを説明しながら教えてくれます。

高校生や中学生の頃は「こんなこと知ってなにになるんだ…」って思いながら勉強していたこともありましたが、大学ではこのようなことはなく、

「自分の将来のためにはこの勉強は必要なんだ」

という気持ちで勉強をすることができます。

「勉強のための勉強」ではなく、「実用のための勉強」を意識することで、勉強のモチベーションが上がると同時に、より社会に貢献することができるようになり、世の中から認められるようになるのだと思います。

【ポイント】「実学尊重」は、“今”と“未来”につながる学びのスタイル!

東北大学を目指すキミへ

東北大学は、全国でも屈指の実力を持つ難関国立大学です。

僕は今、東北大学に在籍しながら櫻學舎で講師をしています。

だからこそ、「東北大学を目指す生徒が、どんなことで悩みやすいか」「何を知っておくと有利なのか」を、受験生の頃の自分の経験も交えながら伝えられると思っています。

僕が東北大学に入って一番感じたのは、「ここには目的意識を持った人が多い」ということです。

「なぜこの学問を学ぶのか」「将来どうなりたいのか」──そういった問いにちゃんと向き合ってきた人が集まっていると実感します。

だからこそ、東北大学を目指すなら、【学力+考える力】がとても大切だと思います。

東北大志望の生徒への櫻學舎のサポート

学力を伸ばすための本格サポート

受験には当然、知識とスキルが必要です。

櫻學舎では、基礎から応用まで段階的に力をつけるカリキュラムがあり、自分のレベルに合った課題が出されます。

僕自身も指導する中で、「どうやって解けば良いか」「何を優先して復習すべきか」を生徒に合わせてアドバイスしています。

東北大学の入試では、単なる暗記ではなく「思考力」を問う問題が多く出題されます。そういう意味でも、「考える力」を鍛える指導ができるのが櫻學舎の強みです。

面接・志望理由書のサポート

東北大学は学力だけでなく、「なぜ東北大なのか?」という明確な理由を求めてきます。

AOや推薦入試では特に、志望理由書や面接がカギになります。

僕は東北大学に通っているからこそ、「大学でどんなことが学べるのか」「この学問が社会でどう生かせるのか」をリアルに伝えることができます。

実際、授業では「これは災害研究に使われています」「この技術は医療現場で活用されています」といった内容が当たり前に出てくるんですよ。

そういう情報もふまえて、皆さんが「自分なりの志望理由」を見つけるお手伝いができます。

モチベーションを保つための面談

僕も受験期には、焦ったり落ち込んだりすることがたくさんありました。

でも、チューターの先生と話して「大丈夫、ちゃんと積み上がってるよ」って言ってもらえたことで、前向きになれたんです。

だから今、僕が講師になった立場で生徒にしてあげたいのは、ただの学習指導だけじゃなく、「心のサポート」も含めた支えです。

困った時は遠慮せず頼ってください。

東北大のリアルな情報もどんどん伝えます!

最後に|東北大学は“将来の自分”を考える場

塾講師として、多くの生徒に関わる中で、「この子には東北大学が向いているな」と思う瞬間があります。

  • 探究心が強い子
  • まわりに流されずコツコツ努力できる子
  • 「なぜ?」と考えるのが好きな子

そんな子にとって、東北大学の教育理念はきっと響くはずです。

東北大学は、ただの“偏差値の高い大学”ではありません。

「学びたい」という意志を持つすべての人に、本気で応えてくれる大学だと、僕は感じています。

進路に悩んでいる中高生や保護者の方へ。

ぜひ一度、東北大学の教育理念を知り、「こんな大学で学ぶ未来の自分」を想像してみてください!

以上、東北大学在籍中&塾講師の小田将也でした!

シェアしてくれると励みになります!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次