みなさんお久しぶりです!講師の大沼です!
先週は更新をお休みしてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
頭痛&扁桃炎&せき&鼻づまりと、体調不良のオンパレードだったので、記事を書く力がありませんでした…
今はだいぶ良くなったので、また更新を続けていきたいと思います!
さて、今日のテーマはずばり、
『倫理と政治経済のどっちを選んだらいいの??』
倫理と政治経済のどちらかを選択してね、と言われても「勉強する前に選べって言われても・・・」ってなっちゃいますよね( 一一)
そこで、両方勉強した身として、二つの教科の特徴や難しいところなど、いろいろ紹介していきたいと思います!みなさんの科目選択の手助けが出来れば幸いですm(__)m
とりあえず2つの教科の対応表みたいなやつを作ってみました!!
とりあえず今回の目的は「2つの教科を選ぶにあたって」ということで、上の3つについて書きたいと思います!!!
勉強法などは後々投稿できたらと思っています!
倫理では、大きく分けて3つのことを学びます。「先人たちの思想や哲学」「青年期の特徴」「現代社会について」。ここからは一つ一つ細かく見てみましょう!
だーっと書いちゃうと、
・ギリシャ系思想(いっちばん最初の哲学)
・ユダヤ・キリスト・イスラム教
・古代インド系(仏教中心)
・古代中国思想(孔子とか)
・西洋思想のはじまり(ルネサンスとか)
・ヨーロッパの哲学・思想
・最近の思想(ヨーロッパ・アメリカなどいろいろな国)
・昔の日本の思想(仏教伝来から江戸時代まで)
・最近の日本の思想(明治時代以降)
みたいな感じです。それぞれの思想・人物をキーワードとともにずんずんと覚えていく感じです。かなり抽象的でよくわかんない思想も出てくるので、その時は無理に理解しようとせず“キーワード”だけ押さえていく姿勢でOK。
青年期というか、思春期ですね。子供でもなく大人でもないという微妙な立ち位置の子どもたちの特徴について勉強します。結構共感できるところもあって人によってはハマっちゃうかも…?
凄くざっくり分けると以下の通りです
青年期の特徴…大人と子どもの間の時期、人はどうなるか
欲求…人はさまざまな欲求にどう対処するか。そして満たされないときどうするか
性格分類…人間はどんなふうに分類されるか
ここらへんは心理学とかとも関連するので結構勉強して「なるほど~~」となることが多いです。
情報社会・少子高齢化・科学技術の発展・環境問題など、かなり政治経済に近い内容になります。ここの分野は割と一般常識的なやつも多いので、社会が得意だった人は割といけるかもしれません。問題はグラフを読んだり文章読解系なので、落ち着いてやればほかの部分より「覚えてなくても何とかなる」部分です。ある意味得点源…?
政治・経済では、大きく分けて4つのことを学びます。「政治の概要」「国際政治」「経済の概要」「国際経済」です。一つ一つ細かく見てみましょう!
政治の概要は具体的にいうと、
・国家について…国家の定義・“国家”ができた歴史・ほかの国の制度
・日本国憲法について…平和についてとか、私たちが持っている権利とかについて学びます
・国会・内閣・裁判所の仕組み…それぞれ何をしているのか、どのように動いているのかを学びます
・地方自治…“国”ではなく、身近な地方自治体ではどのように政治が動いているのか
・選挙と政党…選挙の仕組みや、選挙に「出る側」のお話です。
国際政治は、国連とかも絡んできます。細かく言うと「国連ができ、世界がまとまってきた時代からどのように世界が動いてきたか」を学びます。なのでおのずと、“歴史を学ぶ”ことになりますね。東西冷戦など、世界のダイナミックな動きを知ることができます。
・学説について…「経済はどうすればよくなるのか」と考えた先人たちの理論を学ぶ
・市場について…モノの値段の決まり方などを知ることができ
・会社について…会社の種類。会社同士の関係など
・国民所得…経済規模の測り方、景気の動き方(インフレとかデフレとか聞いたことありません…?)
・お金について…銀行がどう動いているとか、お金がどのように回ってるか。「財政」もココ!
・日本経済史…その名の通り、経済の歴史です。ただ、戦後からなので長くはないです
・経済の諸問題…今ピンチの農業や公害、労働問題など闇の部分を扱います
一番重要なのはやはり国際的な経済活動である「貿易」です。それに加えて為替も扱います。貿易に関して様々な条約や、地域経済の統合などをやります。これは今話題のEUとか、そういった「経済的に協力してる国々」についてです。あとは歴史をやります。
まずキーワードを暗記するという意味では、倫理に近い科目はないです。
倫理に関しては本当に「とりあえずキーワード覚えている」って状態で、ある程度点数は取れます。歴史は流れや時代背景が必要ですが、倫理は本当にキーワードだけ暗記していればいけます。
実際に問題を解く上で近い科目はあります。ズバリ、現代文。
倫理はとにかく長文を読まなければいけません。それに基づいて解いていきます。
そういうと難しそうに感じますが、逆にいえば「しっかり読めば解ける」ので、必要な専門知識というのは意外と多くないです(もちろん最低限はありますが…)。
また西洋思想のところで世界史が、日本思想のところで日本史が関連してきます。
ですがやってなくてもor苦手でも大丈夫です。
やはりポイントは「キーワード」なので、歴史の流れを知らなくても大丈夫です。
「知らないと損する」というよりは、「知ってると得する」って感じですね。
政治経済はほかの教科とはあまり他の教科との共通点が少ない科目と思っています。
歴史を知っているからといって有利になるわけでもなく、ある意味で特殊な教科です。
逆にいえば、「苦手な教科に引っ張られない」と言えます。みんな0からスタートする科目なので、しっかり勉強すれば点数が取れます!
表では現代史や現代社会に近いと書きましたが正直ちょっと無理やりです(・_・;)
やっぱり歴史に興味があると強いかな~と思います。「人物名」「その人がやったこと」「書物の名前」などがキーワードとなり覚えないといけないので、そういったものを覚えることにあまり抵抗のない人は強いです。そういう意味で、歴史に興味があって人物とか出来事を覚えることが苦でないという人は、ちょっと有利なのかなと思いました。
あとは“難しく考えすぎない”ってのもポイントですね。
正直倫理に出てくる人が考える思想や哲学の中には、マジで意味わかんないのがあります。
その時に「は!?何言ってんだこいつわけわからん…どういうことだ…」ってなるんじゃなくて、「へーこんなこと考えてたんだ。変人だな(笑)」くらいの勢いで、割り切って覚えちゃえる人のほうがすんなり覚えられます。
深く考えて泥沼に入る前に、割り切って暗記しちゃいましょう
政治・経済は暗記力というよりは、結構世の中の仕組みとかに興味あると、点数がぐんと伸びます。ニュースとか見たりすることが苦になる人はちょっと厳しいかもですね💦
中学校の歴史地理より公民が好きだったら、倫理よりは確実にこっちのほうがいいです!
また倫理との最大の違いは「今の社会を見るのに役立つ」ということです。言い換えれば「日常で勉強になることが多い」ということです。
例えば、新聞やニュースでやたら「3分の2」って数字をやたらと見聞きしませんか?これは政治分野を学ぶとなぜその数字が頻繁に出てくるのかよくわかります。
最近のニュースだと「イギリスのEU離脱」が騒がれていますが、これも政治経済を勉強していると、どれだけ大変な事なのか、あるいは日本も何かそうした経済の共同体に入っているのか?ということがわかります。
このように、政治経済はニュースや新聞を見るだけで勉強になります。倫理苦手な人が真っ先に言う文句は「こんなの勉強しても使えねーだろ」。そういう意味では倫理と正反対の科目が政治・経済です。倫理とかなんか自分から遠く感じて勉強するモチベーション上がらなそうだと思ったら政治経済がいいかもしれません。
もう一度表からの抜粋を載せておきます。
以上を参考にしていただけたらと思います。
ただ、忘れてはならないのは「どっちが楽ということはない」っていうことです!!
選択になっているだけあって、どちらかが簡単というわけではありません。…とはいっても、やっぱり自分がやってて楽しいほうがいいですよね!僕の記事を参考にしたり、先生に相談したり、あるいは一緒に勉強してきた友達と合わせるってのもいいかもしれません。
皆さんの努力が実ることを祈って、今回はここまでとします!
またお会いしましょう!
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