皆さんこんにちは!大沼竜也です!
今回は松岡修造メッセージ記事の後編をお送りいたします!暑い日が続く中でこんな熱いメッセージを紹介して申し訳ありません!(笑)
前篇の記事はこちらです。
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まだ見ていない方はぜひ前半からご覧ください!
では早速行きますよ~!
ちょっとイヤだと思ったからって、中途半端なところでやめてしまったら、その次に始めるものもきっと中途半端になってしまいます。そうやって次から次へといろんなことをやってみるけど、全部、中途半端。いつも「なんとなく」の中途半端人間になってしまいます。
”中途半端はダメだ”とよく言われるけど、どうして中途半端になっちゃうんだろう。それは ちょっとイヤだと思ったからやめる からなんですね。
実は僕もけっこう中途半端にやってしまうタイプで、そのために参考書もコロコロ変えたりしてました。
今思い返すと、確かにコロコロ変えた参考書から得た知識はぜーんぜん覚えてない気がします。逆に学校指定の参考書とかでずっと使わせ続けられたものは、今思い返すとしっかり力になっていたのかなと思います。
だからやっぱり“中途半端はダメ”というのは勉強にも当てはまることなんです!
…とは言うものの、やり方を変えてみる ということは大切なことです。
やり続ける中で、「本当にこれでいいのだろうか…?」と思うこともあります。その時は、ほかの人に相談することも良い解決策ですが、もう一つしてほしいことがあります。
それが次のメッセージです。
松岡修造さんは以前紹介した通り、慶應義塾高校からテニスの強豪校柳川高校へ転向しました。
そのため時々ジュニアの選手から「今いろいろ上手くいかないから転校して環境を変えたいと思ってるんですけど」と相談を受けるそうです。
それに対する言葉です。
僕の答えは、いつも同じ。「それは絶対に違うぞ!今の環境ですべてをやりつくして、それでも限界だと思ったら、もう一度考えろ」
これが、自分の置かれた環境ですべてをやりつくさずに、その時の自分から逃げてしまった僕からのアドバイスです。
やり方を変えたくなったり、「ほんとにこれで良いのか」と疑心暗鬼が生じたときは、
まず“今やっていたことに全力を注いでいたのかどうか”を確かめてみてください!
それで「うーんそういわれると…」と思ったら続けてください!
それでもなお「やっぱりどう考えても続けたくないなあ」と思ったらスパッとやめちゃいましょう!
緊張は、とてもいいことです。なぜなら、目の前のことを「本気でがんばりたい!」という気持ちのおかげで緊張するのですから。
だから緊張、大歓迎!緊張したらガッツポーズだ!そうすればきっと、その緊張はキミにとってプラスのほうに働いてくれるはず。
このメッセージは、松岡修造さんらしいなあと思います。
だって「緊張」=「頑張ろうとしている証拠」
と、常識を超える考え方をしてるんです!!!
緊張は、「失敗したらどうしよう」と考えてしまうことにつながるためあまりよくないことのように感じます。
しかし、そうではない。緊張は、今まで自分が長い道のりを歩んできた証だと信じて、目の前のことに精いっぱい挑戦してみてください!!
そして忘れずにガッツポーズ!!
僕がけがを克服して復帰できたのは、気持ちを「Why(なぜ)」から「How(どうやったら)」に変えたから。
「どうやったら、このケガとつきあっていけるか?」
「どうやったら、今よりも状況がよくなるか?」
これは、答えの出る自分への問いかけですよね。そうやって、前向きに考えるようになったことで、前進できたのです。
凄くシンプルでかつ具体的なメッセージだと思います。
何かで失敗したときに「なんでこんな失敗をしてしまったんだろう」と考えることは簡単だし、そこで終わることも簡単です。
しかし、そこから「どうやったら失敗しなかったんだろう」という考え方に移れるのかどうかが大切なんです!
「なんで?」からは消極的な姿勢しか生まれません。
「なんでこうなったんだ、やっぱダメなんだ…」という考えから、「どうしたらよかったんだ、こうしたらうまくいっていたんじゃないか」という考えに変えることで、姿勢もよりポジティブなものに変わるはずです!
僕はひとつの目標ができたら、まず、そのためには何が必要かを書きだすことにしています。
たとえば、5つ書き出したとします。
じゃあその5つのためには、何が必要か、また書き出す。さらに、そのためには何が必要か…
そうやって、どんどん書き出していけば、「今、やらなければならないこと」「今、やれること」がはっきりわかります。
図が大きくなってしまうので今回は3つでやってみました。3つでもけっこう大変です!
「何から手を付けていいかわからない」という状態になることはよくあります。その時に丁寧に「必要な事」を書きだすことで自分の状況を整理することが出来ます。
さらに僕はもう一つポイントがあると思います。
それは“書き出す”ことです。
頭の中で考えるだけではなく、紙の上にしっかりと書き出すことが大切です。
目に見える形にするとがぜんやる気も沸いてきますよね!!
これが本の中で一番好きなメッセージです。少し長くなって今いますが、すべて書きたいと思います。
カメは、自分の目標、ゴールだけを見て進んでいったから、ウサギを追い抜くことが出来たんじゃないかな。この前、子どもに絵本を読んであげながらふと、そう思いました。
つまり、目標の目指し方、進み方が大事だということです。
ウサギはゴールじゃなくて、カメに勝つことだけを考えてしまった。そこには“自分”がありませんよね。カメに勝つことよりも、「自分のベストをつくしてゴールに到達するんだ」と走り続ければ、昼寝なんかしなかったはずです。なのに、カメに勝てばそれでいいと思ってしまったばっかりに、本当に大切なこと、自分の目標を見失ってしまったのではないのでしょうか。
じゃあ、カメは?
「自分のベストを尽くした。ゴールまで、ひたすら進んだ。考えたのは、ウサギのことではなく、ゴールに到達することだけだった」というのが、僕の考えです。
このメッセージを読んだとき、目からウロコが落ちました。
ウサギではなくカメが勝った理由は、ウサギの油断のせいではなかったのです。
カメは相手と比べることなく、ゴールだけを見据えていた。それが勝因でした。
一方で僕たちの社会ではすでに設定されたゴールというものはあまりありません。
ゴールは自分で見つけ出さなければなりません。ゴールを見つけたのならばひたむきにそこに向かうことが大切です。
しかし、僕はこのメッセージに追加したいことがあります。
「ひたすら前を向いて歩き続ける」
素晴らしいことですが、簡単なことではありません。むしろ不可能に近いと思います。
歩いても歩いても届かないゴール。途中で投げ出したくなることもあります。
その時は前だけではなく「左右を見て」欲しいなと思います。
自分の隣には自分を支えてくれる家族や友人、あるいはライバルがいるのかもしれません。
辛い時には左右を見て、そうした人に助けられながら、歩き続けてください。
左右を見ずに辛くなったからと言って後戻りしないでください。
この櫻學舎も、その手助けを出来ればと思っています。
ここまで、松岡修造さんの熱いメッセージをお伝えしてきました。
この本には、ちょうど「勉強」自体について書いてあったので、それをご紹介して終わりにしたいと思います。
キミたちには今、何にベストをつくすべきか、ひとつだけアドバイスをさせてください。
それは、勉強。
中学、高校時代に受ける教育が、その先の人生でいかに大事か、ぼくは社会人になってから思い知らされました。特に中学は義務教育だから、すべての人にとって優先順位のトップ。30年後の今、そう思っている僕がいるのだから、これは正しいアドバイスだと思って間違いありません。
前編後編にわたる僕の記事を読んでいただきありがとうございました。
読者の皆さまの心に何か一つでも変化が生まれたのならば、幸いです。
もし本に興味を持った方は、コチラに本のリンクを載せておきます。
また繰り返しになりますが、前編もご覧いただければと思います。
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