櫻學舎の高橋です。
ちょうど一年前に「ビリギャル」という映画が公開されましたね。
主人公役は有村架純で、題名の通り学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に合格したという話です。
このストーリーはもともと、投降者自身の人生をサイトに投稿できる「Story’s.JP」というサイトで話題になった物語です。
実は、私は映画は見ていないのですが、この「Story’s.JP」というサイトでリアルタイムで投稿を見ていました。
当時からこの物語は大反響で、大勢の人から読んでよかったと言われている物語でした。
本日は、このビリギャルをテーマに記事を書いてみました。
物語は高校生の女の子がとある塾の門をたたくところから始まります。
その女の子こそがこの物語の主人公「小林さやか」。
門を叩いたのは、彼女の後の恩師になる坪田信貴が運営する青藍義塾。
坪田先生は、最初彼女を見たとき
「名古屋嬢とはこんな子のことを言うんだろうな」
と思わせるほどのギャルだったそうです。
さて、そんな彼女の学力はどれほどか。
物語内では数々の逸話があるらしいですが、特に私が笑った驚いたのが、下のものです。
これ、なんだかわかりますか?
彼女曰く、日本地図らしいです。
いやー、自由すぎます。
せめてこんな感じで書いてほしいですね。
これを知った彼女は
「え!日本ってこんなにあるの!?」
って言ったらしいです。
このほかにも
「縄文時代の次は少年時代!」
「Hi, Mike!」は「ヒー、ミケ!」
「聖徳太子」は「せいとくたこ!」
などなど、本にも載っていないような逸話も数々あるとのことです。
こんな子が偏差値を40も上げて慶應義塾大学に合格したのは、坪田先生はじめいろんな人の支えがあったからこそだと言います。
ここで坪田信貴先生のプロフィールをご紹介します。
名前:坪田信貴(つぼたのぶたか)
趣味:読書、テレビゲーム、空手、日記
長所:超ポジティブ
短所:楽天的
好きな食べ物:焼き肉、ハンバーグ、ミートソーススパゲティー、カレー
嫌いな食べ物:なし
出身大学は公表されてはいませんが、大学卒業後、アメリカに渡米し心理学を学んだとのことです。
青藍義塾では、この時に学んだ心理学を応用し成績向上につなげているそうです。
では、その心理学教育法とは何なのか。
それは、各々の正確を9タイプに分けた「性格別勉強法」です。
詳しくはこちらのブログに詳細が書かれているのでご覧ください。
調べてみると、人間は大別すると9つの正確に分かれているそうです。
さやかちゃんにもこの心理学を応用したアプローチをされていて、彼女のやる気を引き出したそうです。
そしてもう一つ、彼女を陰で支えた存在があります。
それが彼女の「母親」。
彼女が勉強の苦しさに逃げようとしてもそれを決して責めずにあたたかく受け止め、いつでも彼女に寄り添っていました。
なんでも小林家は家庭環境が良くなく、両親の仲も関係は良好ではなかったそうです。
物語中にもさやかちゃんと父親の対立場面が描かれています。
さやかちゃんのお母さんも決していい家庭で育てられたとはいえなかったため、せめて娘であるさやかちゃんには愛情を注ごうと決意したそうです。
この母親の愛がさやかちゃんの原動力になり、見事慶応大学に合格することに至ります。
ストーリーを見ると坪田先生が特別だから、さやかちゃんにも才能があったんじゃないの?とか「こんなこと普通の人にはできない」と考えてしまいそうですが、某番組で林先生はこの事例を「珍しいことではない」と一蹴しています。
偏差値が最低ラインから1年で東京大学に合格するというのはさすがに難しいと言っていましたが、慶応であれば学部によっては受験科目を2つまで減らせるので、戦略次第でなんとでもなるとのことです。
確かに、大学によって受験科目の数は異なります。
そこだけに標準を絞って1年間勉強を進めれば、合格するのも夢ではない話になってきます。
ただ、これには本人の努力次第というところも入ってきますが、今回ご紹介した「ビリギャル」は決して他の人にもできない話ではありません。
何とか合格したい大学があるという方は、塾の先生でも、学校の先生にでも相談して、一度戦略を練ってみるといいと思います。
受験は戦略です。
現状を嘆くのではなく、これから何をやるのか、どう行動していくのかを考えて受験にのぞめば志望大学に合格する可能性は高くなります。
ぜひ、がんばってください。