【2025年仙台市長選から学ぶ】選挙って難しい?いいえ、実は“身近な社会”のはなしです!

こんにちは、櫻學舎です。
「社会の授業って、暗記ばかりで苦手…」
「ニュースって難しくてよく分からない…」
そう思っている中学生・高校生のみなさん。
実は、ニュースの中には学校で習う“社会科”の大切なテーマがたくさん詰まっているんです!
今回は、2025年夏に行われる仙台市長選挙を題材に、「社会って意外と身近!」と思えるような記事をお届けします。
そもそも「市長選挙」ってなに?
「市長選挙」とは、その市のリーダー=市長を決める選挙のことです。
仙台市のように、100万人以上の人が住む大きな都市では、市長の仕事もとても重要。
ゴミの出し方、学校の設備、災害対策、公共交通…など、私たちの生活に直結する決定をする立場の人が市長なのです。
市長を選ぶのは、18歳以上の有権者。
つまり、あと数年でみなさんも投票する立場になるということ!
今回の仙台市長選のスケジュール
仙台市長選挙は以下の日程で行われます:
- 告示日(選挙が始まる日):2025年7月20日(日)
- 投票日(投票する日):2025年8月3日(日)
この2週間の間に、街中にはポスターが貼られたり、選挙カーが走ったり、候補者の演説が行われたりします。
選挙期間中は、市民が「どの候補が市長にふさわしいか」を考える時間なのです。
前回の投票率はたったの29%!? 若者の投票が少ない問題
実は、前回(2021年)の仙台市長選挙の投票率は29.09%。
これは全国的に見てもかなり低い数字です。
つまり、市民の約7割が“投票に行っていない”ということ。
その原因のひとつが「忙しくて行けない」「どこで投票すればいいか分からない」といった利便性の低さや、特に若い世代の関心の薄さです。
そこで今回、仙台市が動いた!

今回の選挙では、仙台市選挙管理委員会が期日前投票所を15か所に増やすことを決定!
たとえば…
- 東北学院大学(五橋キャンパス)
- 国際センター駅(東北大学・川内キャンパス近く)
- ショッピングセンターや区役所など、生活圏内の場所にも設置
「学校帰りにそのまま」「買い物ついでに」投票できるようになるんです。
これは、若い世代が投票しやすい環境をつくるための大きな一歩です。
今回の立候補予定者は?
今日の6月4日現在では、仙台市長選には、以下の2人が出馬を表明しています。
郡和子(こおり かずこ)氏
- 現職市長(2期目)、元衆議院議員、元アナウンサー
- 2025年の選挙で3選を目指す
- 女性市長として、防災や子育て支援に力を入れてきた人物
野田紀子(のだ のりこ)氏
- FMたいはく(太白区の地域ラジオ局)社長
- 無所属・初出馬(76歳)
- 「子どもたちの未来を大人が守る社会をつくりたい」と立候補
年齢も経歴も全く異なる2人の候補が、どんな“まちづくり”をめざしているのか注目です!
どこが“社会科”につながるの?
学校で習う公民の単元と照らし合わせてみましょう。
選挙ニュースのキーワード | 社会の授業で出てくる内容 |
---|---|
市長・市長選挙 | 地方自治、地方公共団体、首長の選挙制度 |
投票率・期日前投票所 | 公職選挙法、選挙制度、政治参加 |
立候補、演説、公約 | 民主主義、主権者教育、情報リテラシー |
若者の投票率アップ対策 | 少子高齢化、若年層の政治意識、参政権教育 |
「テストのために覚える」ではなく、「今起きていることから考える」ことで、社会の知識はもっと深く、面白くなるのです。
社会を“自分ごと”として考えるきっかけにしよう
今、ニュースの中で動いている社会は、
「大人の世界」ではなく、数年後の“あなた自身が入っていく世界”です。
市長が変われば、学校のこと、公共施設のこと、交通、災害対策まで変わるかもしれません。
その決定をする人を選ぶのが「選挙」なんです。
まだ投票権がない中学生・高校生の今だからこそ、
「なぜ市長を選ぶのか?」「誰がどんなことをしようとしているのか?」
ニュースや選挙ポスターに少しでも目を向けてみましょう。
まとめ:社会は“今ここで動いている”こと

- 2025年夏、仙台市長選挙が実施予定(7/20告示、8/3投票)
- 若者の投票率アップへ、大学や駅にも投票所設置
- 出馬予定者2名が公約を掲げて立候補
- 「社会の授業」と深くつながる話題が満載!
櫻學舎では、ニュースをもとにした社会科の学びを通じて、「テストのための勉強」ではなく「自分で考える力」を育てていきます。
社会が動いている“今”を知ることで、社会科の面白さを一緒に見つけていきましょう!