入試本番まであと3週間!偏差値+5を目指すラストスパート勉強法【宮城県公立高校入試】

入試本番が近づくにつれて、「まだ間に合うのか?」「偏差値をあと5上げたいけど、どうすれば…」と焦りや不安を感じている受験生や保護者の方も多いことでしょう。
ですが、安心してください。実はこの「ラスト3週間」こそ、勉強のやり方次第で点数を一気に伸ばせる“ゴールデンタイム”なのです。
この記事では、宮城県公立高校入試に向けて、限られた時間の中で効率よく得点力を上げる具体的な戦略と勉強法を、教科別・週別にわかりやすく解説します。
目標は「偏差値+5」ではなく、「合格点を確実に取る」こと。
正しい優先順位と反復練習で、あなたのラストスパートを全力で応援します!
【分析編】まずは得点アップのカギを握る単元を特定しよう
限られた3週間で偏差値を上げるには、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」の取捨選択がカギです。全教科・全単元をまんべんなく勉強する時間はもうありません。まずは自分の得点力を分析し、優先順位を明確にしましょう。
ステップ1:単元別に自己分析する
過去問や模試の結果を使って、各教科の単元を以下の3つに分類してください。
- 得意な単元(正答率80%以上)
→ 基礎確認程度でOK。本番直前に軽く見直すだけでよい。 - あと少しで得点できる単元(正答率50〜70%)
→ 最優先で取り組むべきゾーン。反復練習で得点源になります。 - 苦手な単元(正答率30%以下)
→ 短期間では伸ばしづらいため、出題頻度が高い一部の項目だけ絞って対策。
ステップ2:宮城県入試の「頻出単元」を意識する
宮城県公立高校入試では、以下の単元が特によく出題されます。ここに集中することで効率よく得点アップを狙えます。
- 国語: 作文、論説文・小説文の読解(特に要約問題)
- 数学: 関数、図形(証明・作図)、場合の数
- 英語: 長文読解、英作文、リスニング
- 理科: 化学・物理の計算、生物・地学の暗記
- 社会: 歴史(戦後史)、地理(統計問題)、公民(時事問題)
短期間で得点を伸ばしやすいのはココ!
特に「あと少しで得点できる」うえに、出題頻度が高く、短期間で仕上げやすいのが次の分野です。
- 数学:関数・図形
- 英語:英作文
- 理科・社会:暗記系(用語、グラフ、流れ)
このように、自分の得点力と入試の傾向を照らし合わせながら、「どの単元を攻めるか」を絞り込むことが、残り3週間の最重要戦略です。次章では、その戦略に沿ったスケジュールを立てていきましょう。
【戦略編】3週間でやるべきこと|週ごとの学習スケジュール
得点アップのカギを握る単元が見えてきたら、次は時間の使い方を最適化しましょう。残された3週間は、やみくもに勉強するのではなく、目的をもったスケジューリングが重要です。
ここでは、1週目・2週目・3週目で「何を・どのように学習するか」を週ごとに解説します。
【第1週】基礎を固める週(目標:70%得点レベル)
3週間の学習戦略の最初のステップは、「基礎の底上げ」です。
ここで焦って難問に取り組むのではなく、“あと少しで点になる”単元を中心に確実に得点源に変えていくことが最大の目的です。
学習時間の目安
- 1日3教科 × 各1時間(計3時間)
- 無理のない範囲で「毎日続ける」ことを重視
- 暗記系はすきま時間に取り入れる(通学中・お風呂など)
重点の取り組み内容
- 過去問の分析: まずは1年分の過去問を通して解き、得点できる・できない単元を整理しましょう。
- ミスの洗い出し: 間違えた問題は「なぜミスしたか」を必ず分析。
例:「計算ミス」「公式を忘れていた」「設問の意図を読み違えた」など。 - 型の習得: 英作文や数学の証明など、「パターンで解ける問題」は繰り返し練習して型を体に染み込ませる。
【ポイント】
1週目は、「わかること」を増やすことよりも、「解ける問題」を確実に増やすことに集中しましょう。ミスの原因を潰し、パターンで得点できる力を身につけることが、2週目・3週目の実践演習の効果を倍増させます。
【第2週】実践演習の週(目標:80%得点レベル)
1週目で「型」や「頻出パターン」の基礎を身につけたら、2週目はその知識を実際に得点に変える練習に移行します。
この週のキーワードは、「解く → 解き直す」サイクルの徹底です。
学習時間の目安
- 1日2教科 × 各1.5時間(計3時間)+暗記30分
- 曜日ごとに教科を決めて取り組むと集中しやすい
- できれば午前中 or 本番と同じ時間帯に過去問を解く
やるべき学習内容
- 過去問・模試の解き直し
- これまでに解いた問題の「ミスした理由」を丁寧に分析し、同じ問題を3回解く
- 特に記述問題は、毎回書いてフィードバックをもらえるとベスト(学校や塾の先生に相談)
- 出題形式に慣れる
- 過去問で時間を計りながら解く練習をする
- 特に英語リスニング・長文、数学の大問5・6、国語の記述などは「時間内に解けるか」を意識
- 暗記の強化
- 理科・社会は単元ごとに暗記チェックリストを作成し、毎日1時間は暗記タイム
- 地理の統計、歴史の因果関係、公民の時事問題など、「出やすくて得点に直結する」部分を重点的に
【ポイント】
この週で大切なのは、「できない問題に向き合う姿勢」を持つことです。間違いを恐れず、「3回解き直す」ルールを守れば、確実に点数は伸びます。問題のパターンに慣れることで、本番でも焦らず対応できるようになります。
【第3週】仕上げと総点検の週(目標:得点力最大化)
いよいよ入試本番直前。ここからは、「実力を100%発揮するための仕上げ」と「弱点の総点検」に集中する週です。点数を伸ばすというよりも、“落とさない力”を仕上げるフェーズに入りましょう。
学習時間の目安
- 1日あたり:過去問(本番形式)+復習+暗記 = 3~4時間
- 勉強時間よりも「集中できる環境とリズムづくり」が重要
- 本番の時間帯に合わせて、朝型に生活をシフト
やるべきこと
- 本番形式で過去問を解く
- 時間・教科の順番も本番通りに設定
- 解いたらその日のうちに見直しと解き直しを1回目
- 解き直した問題は、翌日・2日後にも2回目・3回目の解き直し
- 弱点の洗い出し&ピンポイント復習
- 過去問や模試で毎回間違える問題はパターンを分析
- ノートや付箋にまとめて、毎日5~10分のミニ復習を継続
- 暗記の総仕上げ
- 理科・社会などの一問一答カードをひたすら回す
- 家族にクイズを出してもらう、録音して聞き流す、など五感を使った暗記方法も効果的
- 公民の時事、理科の用語、地理の統計は特に重要
- 生活リズムの調整
- 毎日同じ時間に起き、朝から頭を働かせる訓練を開始
- スマホの時間は制限し、集中力の温存を意識
- 夜は「軽い確認」にとどめ、しっかり寝て脳を回復
【この週の心得】
- 無理に新しい問題に手を出さない
- 自信のある問題をさらに「確実に解ける」レベルへ
- “あと1点”を逃さないための復習に徹する
点数の大きな伸びは第1・2週で作られますが、第3週は「安定して得点する力」を定着させる最後のチャンスです。焦らず、丁寧に、自分の力を最大限に引き出せるよう仕上げていきましょう。
【教科別対策】得点を最短で上げるポイント
短期間で点数を上げるには、「得点源になる単元」に絞って取り組むことが重要です。ここでは、宮城県公立高校入試の傾向を踏まえた、教科別の効率的な学習法をご紹介します。
国語|「作文」と「読解の型」で点を稼ぐ
入試国語の得点アップには、「配点の高い問題で取りこぼさないこと」と「解き方の“型”を身につけること」が重要です。特に作文と長文読解で得点できるようになると、合計点に大きく差がつきます。
作文は「型」で書く練習を毎日15分
作文問題は、30点近くの配点を占めることもあり、ここを落とすと大きな失点になります。内容や表現力よりも、「構成」がしっかりしているかが大きな採点ポイント。
【おすすめの構成】
- 結論(自分の意見)
- 理由①(体験や具体例を交えて)
- 理由②(別の視点や反論への対処)
- まとめ(もう一度主張を述べる)
この「起承転結」型の構成をテンプレートとして覚えておくと、どんなテーマにも対応できます。
【練習法】
- 過去問の作文テーマを使って、1日1題、15分以内で書く。
- 書いたら必ず「主張」「具体例」「まとめ」の3点が入っているかをチェック。
読解は「設問を先に読む」が基本
長文読解では、文章を最初から丁寧に読むと時間が足りなくなることも。そこで重要なのが、「設問先読み」です。
【設問先読みのメリット】
- 何を探しながら読めばいいかが明確になる。
- 本文の「どこを重点的に読むか」がわかる。
- 正答率もアップし、時間配分も安定する。
特に要約問題や心情理解の問題は、選択肢を比較する練習もしておくと良いでしょう。
漢字・文法問題は“覚えて確実に”
漢字・文法・語彙は、満点を狙える部分です。ここでの取りこぼしは非常にもったいないので、過去問で出たものはすべて暗記しましょう。
【おすすめの勉強法】
- 漢字は毎日5個ずつ書いて覚える。
- 文法(品詞・接続語・指示語など)は、問題演習で慣れる。
- 過去問での頻出語句や使い方はノートにまとめておく。
国語は「時間配分」と「型の習得」で勝負が決まります。作文と読解の型を身につければ、安定して高得点が狙える教科です。残り3週間、毎日少しずつでも国語に触れる時間を確保しておきましょう。
数学|頻出パターンを解き直しで得点アップ
数学の得点アップには、「問題の解き方を理解している」だけでなく、「パターンを覚え、使いこなせる」ことが欠かせません。特に、宮城県公立高校入試では関数・図形・確率・証明問題の出題頻度が高く、これらを優先的に対策することが得点力アップの近道です。
「解いた」だけでは不十分。解き直しが得点力を決める!
入試本番で確実に点を取るためには、「1回解いて終わり」ではなく、「3回解き直す」ことが重要です。
【3回解き直しのポイント】
- 1回目:答えを見ずに自力で解く(解けなかったらすぐに解説を見る)
- 2回目(翌日):同じ問題をもう一度、答えを見ずに解く
- 3回目(1週間後):類題も含めて再度チャレンジ
こうすることで、「一度見たことのある問題は確実に解ける」状態になります。得点源の土台を固める最良の方法です。
頻出単元にしぼって「型」を覚える
特に出題率が高く、かつパターンで解ける問題は以下の通りです。
分野 | 具体的にやるべきこと |
---|---|
関数 | グラフの読み取り、変化の割合、式の立て方をマスターする。 |
図形 | 三角形の合同・相似の証明、角度・長さの計算。作図も忘れずに練習。 |
確率 | 場合分け・樹形図での整理を徹底。サイコロ・カードの問題は頻出。 |
証明 | 「型」を覚えて使い回す。定型文で覚えると書きやすくなる。 |
「問題集1冊を完璧にする」よりも、「頻出パターンを完璧にする」ほうが点につながります。
ケアレスミス対策も忘れずに
短期間で得点を伸ばすには、「失点を防ぐ」意識も大切です。
- 計算ミスを減らすために、途中式を丁寧に書く。
- 問題文の条件や単位を見落とさないようマーカーを使う。
- 見直し時間を確保するために、「解けそうな問題から先に解く」作戦を立てる。
数学は“演習量”より“解き直しの質”がカギです。
頻出単元にしぼり、問題の「型」と「解法手順」を繰り返し確認することで、3週間でも確実に得点力を伸ばすことができます。
英語|「型」を使えば英作文も怖くない
英語の得点アップで最も効果的なのが「英作文対策」です。宮城県の公立高校入試では、条件付きの自由英作文が出題されており、ここで点が取れるかどうかが合否を左右することもあります。
でも安心してください。英作文は「型」を覚えて、それを使い回すことで、誰でも得点源に変えることができます。
英作文は“型”と“表現ストック”が命!
英作文はゼロから文章を考えるのではなく、よく使う表現や文構造をあらかじめ覚えておくことでスムーズに書けるようになります。
たとえば、以下のような「型」をストックしておきましょう。
- I think ~ because ….(私は~だと思います。なぜなら…だからです。)
- First, … . Second, … .(まず…、次に…)
- I had a good experience when ~.(~のときに良い経験をしました。)
- It is important for me to ~.(私にとって~することは大切です。)
このような型を「日本語で話す時のパターン」に置き換えるイメージで練習すると、スラスラと書けるようになります。
まずは「型」を覚える → 次に「自分の表現」を加える
英作文の勉強は、以下のような流れで進めましょう。
- 型を暗記:よく出るパターンや例文を丸ごと覚える
- 実際に書いてみる:毎日15分で1題、短くてOK
- 書いたら音読:英語の語順や表現が自然と身につく
- 添削→書き直し:先生やアプリでフィードバックをもらうのが理想
特に「自分のことを書く」系の問題(好きな季節・将来の夢・部活動など)は、あらかじめネタを準備しておくと安心です。
リスニング・長文対策にもつながる
英作文の型を覚えることは、長文読解やリスニングにも好影響があります。
- 型を覚えることで、長文で使われている表現が理解しやすくなる
- 音読練習と組み合わせることで、リスニング力もUP
「聞く・読む・書く」がすべてつながるので、短期間で総合的な英語力が上がります。
「英作文=苦手」の意識を、「英作文=得点源」へ変えるチャンスです。
たった3つの型と10個の例文を覚えるだけでも、本番でしっかり点が取れるようになります。毎日少しずつ、コツコツ取り組みましょう!
理科・社会|暗記は“絞り込み”と“イメージ”で効率UP
理科と社会は、「覚えた分だけ点数が伸びやすい」暗記科目です。しかし、やみくもに全部を覚えようとすると時間が足りなくなり、焦りばかりが募ってしまいます。
短期間で得点力を上げるには、覚えるべき内容を絞り込み、イメージで定着させるのがカギです。
優先すべきは「頻出+取りやすい問題」
宮城県公立高校入試の傾向をふまえ、特に以下のような単元は得点源になりやすいため、重点的に対策しましょう。
【理科】
- 物理・化学の計算問題(オームの法則、密度、化学反応式)
- 生物の器官とその働き、地学の地層や天体の基本知識
【社会】
- 歴史:戦後史と明治以降の流れ(因果関係が出やすい)
- 地理:統計・資料問題(読み取り+基本知識の組み合わせ)
- 公民:時事問題・政治のしくみ
このように「頻出分野 × 正答率が高い問題」に絞ることで、無駄を省いて効率よく得点できます。
覚えるときは「図・表・流れ」を意識する
ただの語句暗記ではなく、イメージをセットで記憶することが重要です。
- 地理なら「グラフ→国名・地域名」のつながりを覚える
- 歴史なら「年号→できごと」ではなく「できごとの順序と関係性」で理解する
- 理科なら「公式→具体例→演習」で定着させる
また、「一問一答カード」や「暗記ノート」「自作まとめシート」などを活用して、繰り返し確認できるようにしましょう。
仕上げは「短時間×高頻度」
短期決戦では、「長時間1回」よりも「短時間×何度も」のほうが記憶に残りやすいです。
- 毎日15〜30分、暗記科目の時間を確保
- 寝る前の5分復習・朝の5分確認などで脳に定着させる
- 「書いて覚える」「口に出して覚える」など複数感覚を使う
このリズムで継続すれば、最終週で一気に仕上がります。
理科・社会は、時間をかけた分だけ確実に結果が出る教科です。
ポイントを絞って、効率よく、かつ丁寧に仕上げていきましょう!
【直前対策】試験前日と当日の過ごし方
3週間頑張ってきた成果を、本番でしっかり発揮するためには、「前日」と「当日」の過ごし方がとても重要です。ここをおろそかにすると、せっかくの努力が実力以下の結果につながってしまうこともあります。
試験前日|「詰め込み」よりも「確認と安心」
- 新しい問題に手を出さない
焦って新しい問題集に取り組むのは逆効果。不安が増すだけでなく、今までの積み上げを崩してしまう可能性があります。 - 「暗記ノート」「まとめシート」で軽く確認
これまで使ってきた自分専用の教材を見返すことで、安心感と記憶の再強化が得られます。 - 睡眠時間は最優先!
勉強よりも睡眠を優先してください。脳がきちんと働くためには、前日しっかり眠ることが何より大切です(7時間以上が理想)。 - 持ち物チェックは夕方までに
筆記用具、受験票、時計、昼食など、忘れ物がないかを前日のうちに準備しておくと、当日の朝も余裕をもって行動できます。
試験当日|「普段どおり」で最大の力を出す
- 朝はいつもどおりの時間に起きる
生活リズムを変えると集中力に影響します。軽いストレッチや朝食も、いつもと同じように行いましょう。 - 暗記用メモで最後の確認
「地理の統計グラフ」「理科の公式」「英作文の型」など、要点だけをまとめたメモを移動中や待ち時間に見ると効果的です。 - 試験中のポイント
– 最初の5分で「絶対に解ける問題」を見つけて得点を稼ぐ
– 難しい問題にこだわらず、時間を意識して飛ばす勇気も持つ
– わからなくても慌てず、「次、次!」と切り替えが大切 - 昼休みはリラックス重視
友達と不安を共有するより、音楽を聴く・深呼吸するなどして気持ちを落ち着けましょう。
本番で問われるのは「完璧さ」ではなく「冷静さ」
入試では、全問正解を目指す必要はありません。「知っている問題を確実に取りこぼさない」ことが一番の得点源になります。
どんなに緊張しても、ここまで頑張ってきた自分を信じること。
あなたの努力は、必ず結果につながります。
まとめ|3週間で得点は伸びる!“やるべきこと”をやりきろう
入試までの残り3週間。
「もう時間がない」と感じるかもしれませんが、やるべきことを絞って、集中して取り組めば、確実に得点力はアップします。
この3週間で大切なのは、「なんとなく勉強する」のではなく、戦略的に時間とエネルギーを使うことです。
- 得意・不得意を仕分けし、「あと少しで点が取れる単元」に集中する
- 暗記は短時間×毎日、計算・記述は“型”で解法を定着
- 過去問は「解く→見直す→解き直す」の3ステップで力に変える
- 前日は軽い確認、当日は“いつも通り”で落ち着いて挑む
本番で100%の力を出すには、この最後の3週間の過ごし方がカギになります。焦らず、自分のペースで、でも“手を抜かずに”やり切ることが、何よりの自信になります。
この3週間を、あなたの成長の時間にしてください。
「やりきった!」という経験が、入試本番であなたの背中を押してくれます。
ゴールはすぐそこ。最後まで、応援しています!