【2026年度入試情報】宮城県公立高校の定員減少へ|受験生と保護者が今知っておくべきこと

こんにちは、櫻學舎です。
先日、宮城県教育委員会より2026年度(令和8年度)公立高校入試の募集定員が発表されました。
この発表は、これから高校受験を迎える中学生と保護者の皆さまにとって、とても重要な内容です。
今回の記事では、最新の入試情報のポイントを解説するとともに、定員減少が意味すること、今から準備すべき学習戦略についてもお伝えします。
2026年度 宮城県公立高校入試の変更点【要点まとめ】
- 塩釜高校普通科が1学級減(240人→200人)
- 県全体の募集定員は14,360人(前年比-40人)
- 平成以降、最も少ない定員数に
- 岩ヶ崎高校はコース制を廃止し、普通科2学級制へ移行
- 入試日程:2026年3月4日(本試験)、合格発表は3月16日
なぜ定員が減るの?背景にある「少子化」の現実
今回の定員減少の背景にあるのは、中部地区(塩釜市・仙台市など)で進む急速な少子化です。
宮城県教育委員会の見込みによると、2038年までに中部地区の中学卒業生は約3,800人減少。この減少に合わせる形で、県は段階的に高校の定員削減を行っていく方針を示しています。
つまり、今後も他の高校での定員削減や学級数の見直しが続く可能性があります。
【保護者・受験生向け】定員減の影響とは?
定員が減るということは、同じ高校を志望するライバルが増える=倍率が上がる可能性があるということです。
特に注意したいのは、以下のようなパターンです。
- 学級減少が起きる高校への志願集中
- 「近隣の人気校」への志望者の分散により、そちらの倍率も上がる
- コース再編によって、カリキュラムや進路の幅が変わる可能性
これらの影響により、今後の入試はより戦略的な学校選びと受験対策が求められるようになります。
【塾の視点】今から取り組むべき3つの受験対策
① 模試の偏差値だけに頼らず「志望校の倍率動向」をチェック
入試直前だけでなく、前年までの倍率推移や志願変更の傾向も早めに把握しておくことで、冷静な志望校選びが可能になります。櫻學舎でも毎年データをもとに保護者面談でご説明しています。
② 「定員減」に強い実力をつけるには内申点&当日点の両立がカギ
定員が減ると、合格者の学力も相対的に高くなる傾向があります。中1・中2のうちから内申点対策を積み上げ、定期テストでしっかり結果を残しておくことが大切です。
③ コース制廃止・再編の動向も要確認
岩ヶ崎高校のように、文理コースが廃止され「普通科」に一本化されるケースもあります。これにより入学後の進路設計や選択科目に影響が出る可能性がありますので、最新情報をこまめにチェックしましょう。
まとめ|少子化時代の入試は「情報」と「準備」が合格のカギ!

2026年度から本格的に始まる高校定員の削減は、今後の宮城県の入試環境を大きく変える一歩となるでしょう。
特に倍率の変化、志望者の動き、学校の再編など、例年以上に「情報収集」と「早めの対策」が求められます。
櫻學舎では、定期テスト対策から入試情報の提供、個別の進路相談まで、受験生ひとりひとりに寄り添った指導を行っています。
「うちの子の志望校は影響を受けるの?」「今の内申点で大丈夫?」など、気になることがあれば、ぜひ教室までご相談ください!