2025年冬期講習のお知らせ詳しくはこちら

集中できない日はどうする?勉強のスイッチを入れ直す簡単リセット術

女子高生

みなさんこんにちは!

最近、「集中できない…」「やる気がでない…」という声をよく聞きます。テスト勉強や宿題をしようと思っても、なかなかスイッチが入らない日ってありますよね。

実は、それって“自分が悪い”わけではなく、脳がうまく働けていないサイン かもしれません。今回は、そんな「集中できない!」というときにすぐ試せて効果が出やすいリセット方法 を紹介します。

今の自分に合ったやり方を見つけて、勉強のスイッチを上手に切り替えられるようになりましょう!

目次

なぜ集中できなくなるのか?

顔を上げて考える女子高生

「やらなきゃいけないのは分かってるのに、どうしても集中できない…」
そんなとき、自分を責めてしまう人も多いかもしれません。

でも安心してください。集中できなくなるのは、あなたの意志が弱いからではありません。
ちゃんと理由があります。

① 脳は“ずっと集中し続ける”ようにできていない

人の脳は、長時間ずっと集中し続けられるようには作られていません。一般的に、集中できる時間は 30〜50分程度 と言われています。

それを超えると、

  • 頭がぼーっとする
  • 文章を読んでも内容が入ってこない
  • 同じところを何度も読み直す
  • ケアレスミスが増える

といった状態になりやすくなります。これは「サボっている」のではなく、脳が疲れているサインです。

② 座りっぱなしで血流が悪くなっている

長時間イスに座ったままだと、体の血流が悪くなります。血流が悪くなると、脳に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、思考力や集中力が落ちてしまいます。

特に、

  • 猫背になっている
  • 机にうつ伏せ気味
  • 動かずに同じ姿勢が続いている

こうした状態が続くと、「眠い」「だるい」「やる気が出ない」と感じやすくなります。

③ 脳のエネルギーが足りなくなっている

脳は、体の中でも特に多くのエネルギーを使う場所です。勉強中は、考えたり覚えたりするたびに、ブドウ糖というエネルギーを消費しています。

そのため、

  • お腹は空いていないのに集中できない
  • 夕方になると急にやる気が落ちる
  • 頭が重く感じる

といったときは、脳がエネルギー切れを起こしている可能性があります。

④ 情報が多すぎて脳が混乱している

スマホの通知、周りの音、机の上の物、友達の会話…。今の生活は、集中をじゃまする情報であふれています。脳は「気になるもの」を無意識に探してしまうため、視界や耳に入る刺激が多いと、集中力が分散されます。

  • スマホが近くにあるだけで気が散る
  • 机の上が散らかっていると落ち着かない
  • 周りの音が気になって内容が頭に入らない

こうした状況では、集中するほうが難しいのです。

⑤ 気持ちがついていっていないこともある

勉強内容が難しすぎたり、逆に簡単すぎたりすると、脳は「面白くない」「つらい」と感じ、集中力が落ちます。

また、

  • テストへの不安
  • 成績へのプレッシャー
  • 疲れやストレス

こうした気持ちの影響で、体は元気でも、頭だけ動かないということもあります。


集中できない理由はひとつではありません。

  • 脳が疲れている
  • 体が動いていない
  • エネルギーが足りない
  • 環境が集中しづらい
  • 気持ちが追いついていない

だからこそ、「集中できない=ダメ」ではなく、今の自分に何が足りないのかを知ることが大切です。だからこそ、「集中できない=ダメ」ではなく、今の自分に何が足りないのかを知ることが大切です。

集中力を取り戻すための方法2つ

調べ物をする女子高生

「集中できない…」と感じたとき、そのまま机に向かい続けても、なかなかうまくいきません。そんなときは、一度リセットすることが大切です。ここでは、今日からすぐ試せる方法を2つ紹介します。

① 体を動かしてリフレッシュする

ずっと座りっぱなしで勉強していると、血流が悪くなり、脳の働きがどんどん低下していきますそこでおすすめなのが、少し体を動かすこと

たとえば、

  • 教室や部屋を1〜2分歩く
  • 軽く伸びをする
  • 肩や首を回す
  • 外の空気を吸いに行く

激しい運動をする必要はありません。ほんの数分体を動かすだけでも、血流が良くなり、頭がスッとします。「眠い」「ぼーっとする」というときほど、じっと我慢するより、一度動く方が効果的です。

② おやつでエネルギー補給をする

勉強中も、脳はたくさんのエネルギーを使っています。エネルギーが足りなくなると、集中しようとしても頭が動きません。そんなときは、ブドウ糖の補給がおすすめです。

特に手軽なのが、

  • ラムネ
  • 小さめのチョコレート
  • グミなどの少量のおやつ

勉強の合間に少しつまむだけで、脳の働きが回復しやすくなります。ただし、食べすぎると逆に眠くなってしまうので、「少量・短時間」を意識しましょう。

【ポイント】

集中できないときは、「気合でなんとかする」のではなく、

  • 体を動かす
  • エネルギーを補給する

といった “環境と状態を整える” ことが大切です。

どうしても集中できないときのチェックポイント

勉強する女子高生

どんなに工夫しても、「今日はどうしても集中できない…」という日はあります。そんなときに大切なのは、無理に頑張りすぎないことです。ここでは、「今日は集中できない日だな」と感じたときに確認してほしいポイントを紹介します。

① 体の状態をチェックしてみよう

集中できない原因が、体の疲れにあることはとても多いです。

  • 睡眠不足ではないか
  • 体がだるくないか
  • 目や頭が疲れていないか

このどれかに当てはまるなら、集中できなくても不思議ではありません。まずは少し休む、早めに寝るなど、体を優先しましょう。

② 気持ちがついてきているか考えてみる

体は元気でも、気持ちが疲れていることもあります。

  • テストや成績への不安
  • 勉強が思うように進まない焦り
  • 「やらなきゃ」というプレッシャー

こうした気持ちが強いと、頭がうまく働きません。「今日は気持ちが重い日かも」と気づくだけでも、自分を責めずにすみます。

③ 勉強内容が合っているか見直す

集中できない原因が、勉強の内容そのものにあることもあります。

  • 難しすぎて理解できない
  • 簡単すぎて退屈
  • 何をすればいいかわからない

こんなときは、内容を少し変えるのがおすすめです。

  • 難しければ、基本に戻る
  • 簡単なら、少しレベルを上げる
  • 迷っているなら、先生やチューターに相談する

④「ゼロ」にしないことを大切にする

どうしても集中できない日でも、「何もしない」で終わらせないことが大切です。

  • 教科書を1ページ読む
  • 単語を10個見る
  • ノートを開くだけでもOK

「今日はこれだけできた」と思える行動をひとつ作ることで、次の日につながります。


集中できない日は、誰にでもあります。そんな日は、

  • 自分を責めない
  • 状態をチェックする
  • 勉強のやり方を調整する
  • 小さくても行動する

この4つを意識してみてください。

まとめ:集中力を高めるために一番大切なこと

「集中できない…」
そう感じる日は、誰にでもあります。

でもそれは、やる気がないからでも、勉強に向いていないからでもありません。脳や体、気持ちが少し疲れているだけのことがほとんどです。

今回紹介したように、

  • 体を少し動かしてみる
  • エネルギーを補給する
  • 環境を整える
  • 勉強のやり方を変えてみる
  • どうしても無理な日は「ゼロにしない」ことを意識する

こうした小さな工夫で、集中力は何度でも取り戻せます。大切なのは、集中できない自分を責めないこと。そして、自分に合った立て直し方を知っておくことです。

勉強は「どれだけ長くやったか」だけで決まるものではありません。「どれだけ集中して取り組めたか」という  も同じくらい大切です。調子がいい日もあれば、うまくいかない日もある。それでも少しずつ前に進んでいれば、ちゃんと力は積み重なっています。

「今日は集中できなかったな」と思った日こそ、今回紹介した方法を思い出してみてください。自分なりのスイッチの入れ方を見つけて、無理せず、でも着実に、勉強を続けていきましょう!

シェアしてくれると励みになります!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

櫻學舎は仙台市とさいたま市の定額制個別指導塾です。代表は大手個別指導塾で講師として指名・授業数5年連続No.1。東北大・慶應医学部・上智・学習院など、難関校への合格者を多数輩出。教育現場での知見をもとに、より実践的な学習情報をお届けしています。

目次